MyPhotoStyle(マイフォトスタイル) https://myphotostyle.org 趣味や仕事でカメラを使う方必見。 “美しく撮る”女性ポートレート・スナップに特化し、撮影方法から必要な機材まで各種レビューをご紹介! Mon, 14 Aug 2023 22:00:17 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.5 秋葉原の撮影会、Fresh!撮影会の楽しみ方 https://myphotostyle.org/fresh-club/ Thu, 20 Dec 2018 22:00:51 +0000 https://myphotostyle.org/?p=8858 秋葉原で開催されているFresh!(フレッシュ)撮影会の撮影スタイルと撮影を楽しむための方法をご紹介!

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秋葉原で毎日開催されているFresh!撮影会(以後、Fresh!)は、管理人が一眼レフを使いだした頃に(現在の場所ではないが)既に開催されていたので、かなり歴史がある由緒ある撮影会です。

毎日開催されているという事は、いつでも時間ができた時に、気軽に撮影ができるという事。

また、参加モデルもアイドル・タレント・モデル・レースクイーン・グラビア等活動している女性が参加しているので、ポートレートを始めたばかりのカメラマンや、将来のアイドル・女優に会ってみたいファンの方にはおススメの撮影会でしょう。

Fresh!撮影会の5つの撮影スタイル

Screenshot of www.fresh-club.net

Fresh!では、幾つかのスタイルに分けて開催されていています。
簡単にまとめてみました。

撮影会 スタイル 撮影場所 金額
フォトセッション ローテーションで複数のモデルを撮影できる 屋内 1時間:3,500円
屋外大撮影会 囲みで複数のモデルを撮影できる 屋外 終日:4,500円
ソロ撮影会 ローテーションで特定のモデルを撮影できる 屋内 モデルにより変化
プレミアム撮影会 時間内1:1で特定のモデルを撮影できる=個人撮影 屋外・屋内 モデルにより変化
企画型撮影会 イベント時、ローテーションで複数のモデルを撮影できる 屋外・屋内 イベントにより変化

フォトセッションと屋外大撮影会は予約なしで参加可能ですが、その他の撮影会は事前に予約が必要。

また、撮影会の参加費用はスタイルごと、モデルごとにそれぞれ異なるので、事前にチェックをするようにしてください(最近では事前チケットで割引サービスもあり)。

Fresh!フォトセッションの特徴

no1228_037

撮影会というイメージが一番ピッタリする感じ。
スタジオ内の複数個所にモデルが配置され、撮りたいモデルの前に並んだカメラマンが順番に撮影していくスタイル。

モデルは参加人数により数十分単位で交代していくので、数多くのモデルを撮りたいカメラマンにはおススメ。本格的な撮影を行う前の顔見せという感じがあります。

逆に短い時間の中で全てのモデルを撮影することは困難なため、目的のモデルが出る時間帯に合わせて入場するカメラマンもいるようです。

ポイントをまとめてみると、

  • モデルの交換が随時のため、比較的多くのモデルを撮影することが可能
  • 1回あたりの撮影時間が短いため、回転が速く、あまり待たされている感がない(一部人気モデルを除く)
  • 1回あたりの撮影時間が短いため、モデルに大きなポージング変更を依頼する場合に、指示出しだけで次のカメラマンと交代しなければならない事もある(時間があまりに短い)
  • モデル交換時に最終カメラマンに最後尾である旨を記した告知を渡されるので交換のタイミングがわかりやすい
  • 撮影中に利用コースを簡単に変更することができる(コースを意識する必要がない)

というところでしょう。

撮影スペース 8スペース
撮影時間 40秒交代
モデル交換 (順番で)随時
金額 1時間:3,500円、3時間:7,000円、1日:12,000円、後払い(税別)

Fresh!屋外大撮影会の特徴

土日・祝日等に葛西臨海公園、お台場潮風公園、大宮公園など東京近郊の大きな公園で行われています。
撮影場所でモデルが色々な場所に移動し、カメラマンが囲み撮影を行うスタイルで、40分×4回の撮影を途中休息をはさみながら行い15時に終了。
屋外ならではですが、当日雨で中止になることもあります。

  • 参加費が安い(1日通しで4,500円)
  • 好きな参加モデルを選んで撮影することが出来る。(数多くのモデルを撮っても、一人のモデルをずっと撮ってもOK)
  • 囲み撮影なので、人気モデルでも待ち時間が長いという事がない
  • ポージングや目線の有無は全てモデル任せ
  • 屋外のため、レンズによってはボケのあるポートレートらしい写真が撮れる
  • 屋外のため、水着撮影はなし

Fresh!ソロ撮影会の特徴

一人のモデルを参加カメラマンで随時撮影していくスタイル。
フォトセッションとは異なり、参加カメラマンの上限が決まっているので、「目的のモデルが長蛇の列でほとんど撮影が出来なかった」という事がありません。
目的のモデルが既に決まっている場合におススメ。

Fresh!プレミアム撮影会の特徴

IMG_16_8738

申込んだ時間内はモデルを独占できる1:1の個人撮影(個撮)。

撮影日時によりFresh!AKIBA 新館やFresh!AKIBA ササゲが使われる事が多いが、たまに(株)ケイアイコーポレーションが経営している他のスタジオが使われることもあります。

  • フォトセッションと異なり、撮影途中に他のカメラマンと変わる必要がないため、ゆっくり思った通りの撮影を行う事が出来る
  • 各部ご参加の方に2ショットチェキを1枚プレゼント
  • 衣装の打ち合わせ等は、開催時間内(モデルによってはSNSで事前相談も可)にモデルとおこなう事ができる

とかなり自由度が高くなっています。

ポートレートの基本である、モデル探しやスタジオの手配など一切を行う必要がなく手軽に撮影が楽しめるのが最大のポイントでしょう。

企画型撮影会の特徴

フレッシュ撮影会と他のメディアがコラボレーションした時に臨時的に設けられる撮影会。
普段とは一線を画したモデルやイベント参加型の撮影を行う事が多い。

撮影会の参加方法

参加するスタイルにより若干の違いはありますが、基本予約無しの場合は直接行くだけです。
予約ありの場合、人気モデルは直ぐに埋まってしまうようですので、早めに予約を入れた方がいいでしょう。

撮影会 参加方法
フォトセッション 撮影会当日、開催時間中にいくだけ(予約の必要なし)
屋外大撮影会
ソロ撮影会 事前にサイトから予約をいれ、当日受付で確認
プレミアム撮影会
企画型撮影会 撮影会当日開催時間中に直接行く場合と、事前に予約をする場合がある

受付けを通過したら、普通に撮影をするだけです。
お気に入りのモデルさんを心行くまで撮影しましょう。

注意する点として、フォトセッションと一部の企画型撮影会の時間管理は自分で行う必要があります。
初めて参加する時に説明されますが、一定時間(1時間とか3時間)が過ぎると自動的に延長料金が加算されるシステムになっています。

撮影画像の公開について

撮影をしたら、写真を公開したいと思うのはカメラマンの性ともいうべきですが、撮影会のスタイルによって、またモデルによっても公開基準は変わっています。

一般的の個人ブログやSNS公開する分には、私服の写真については公開可能、水着(水着に準じるコスプレ)は公開不可もしくは要事務所確認の場合があるようです(中には水着でも公開可能という太っ腹なモデルもいます)。

しかしながら、商業利用は禁止となっているので、ルールというよりモラルの範疇という事で、モデルの嫌がるような写真は公開しない方が無難でしょう。

まとめ

Fresh!撮影会は、スタジオの撮影はフォトセッションやプレミアム撮影会、屋外の撮影は屋外大撮影会というように、目的別に撮影スタイルを用意しています。

その為、自分の好きなモデルを撮影したり、新しい機材を試してみたり、好きなアイドルに会いに行ったりと、多種多様な使い方が考えられます。

また、撮影会に参加していると、モデルに自分の顔と名前(ハンドル名)を覚えてもらえるようになりますし、これから有名になっていくであろう彼女たちの応援ができるのも魅力の一つではないでしょうか。

多くのモデルを撮るもよし、お気に入りの一人を追いかけるのもカメラマンとして楽しいでしょう。
ポートレート撮影を楽しましてくれる撮影会。それがフレッシュ撮影会です。

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どれを選ぶ?!持っていると便利な軽い小型クリップオンストロボ https://myphotostyle.org/light-clipon-strobe/ Sat, 21 Sep 2019 22:00:09 +0000 https://myphotostyle.org/?p=9420 撮影に気楽に持っていける軽い『小型クリップオンストロボ』。光量は少なくても手軽に持ち運びができるため、撮影時に持っていると助かる事も多い役立ちアイテムをご紹介。

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クリップオンストロボは発光量に応じて本体も大きく、必要な電力量も多くなっていく傾向があります。

確かにどんな環境でも使えるような大発光量のストロボは使いまわしがいいように思えますが、カメラに載せて使う場合、クリップオンストロボ自体が大きく重くなると、(カメラの総重量が増え)手ブレの可能性も高くなります。

今回は、それほど出力が大きくはないけれど、形状の小さなストロボをカバンの中に入れておくといざという時便利だよ。というお話です。

小型クリップオンストロボのメリット

各カメラメーカーでプロ仕様とされている最大出力のクリップオンストロボは、ガイドナンバー(GN)60が一般的で、ストロボ単体の重さが400g以上あります(それに大きくなります)。

例えば、Canonのストロボ(600EXⅡ-RT)の重量が435g、軽いとされているニッシンデジタルのストロボ(i60A)の重量が300g程あります(ストロボ本体、電池を含まず)。

その点、小型クリップオンストロボは作りが小さく、バッテリーを入れても重くなりすぎず、ストロボ全体で250g以下に抑えることができます。

ほんのチョットの差に思えるかもしれませんが、明るく撮影をするためにストロボを付けたにも関わらず、手ブレを警戒してシャッタースピードを速くしなければならない=その分暗くなるという矛盾に突き当たりますので、できるだけ自分の目的に合ったクリップオンストロボを使う事が望ましいです。

本来ならどこでも使いまわしのできる大光量のストロボを持って歩きたいところですが、旅行や一日中撮影するなど、長時間携帯することになると、このチョットの差が大きくなってきますので、体力のない女性や、カメラ全体を軽くしたいカメラマンには、(多少光量を制限しても)軽いクリップオンストロボがおススメです。
尚、ストロボメーカーを統一しておけば、多灯ライティングの補助ライトとしても使えます。

 

小型クリップオンストロボのデメリット

逆に、小型クリップオンストロボはサイズが小さい分、下記の機能が制限されていますが、使い方やテクニックでうまくカバーすることが出来れば特に問題はないでしょう。

  • 発光量が少ないので、(光が足りなければ)暗い場所ではカメラ側でISOを上げる等の調整をする必要がある
  • 発光量をマニュアルで調整ができない場合がある=自動しか対応していない
  • 無線で利用する時にチャンネル・グループ数が(大きいストロボに比較して)少ない

小さくて軽いクリップオンストロボ

現在販売されているクリップオンストロボの中で、本体重量が200g位(バッテリー除く)の小さくて軽いものをご紹介!

Canon スピードライト

Canon純正のクリップオンストロボ。Canonのカメラを使っている場合はこれ!

型番 EL-100
GN 21
サイズ W64.6×H91.7×D71.03mm
重さ 190g
TTL
HSS
マルチ発光 ×
マニュアル利用 ×
無線利用
バッテリー 単三×2本

 

Nikon スピードライト

Nikon純正のクリップオンストロボ。Nikonのカメラを使っている場合はこれですが、将来機能が不足する可能性があります。

型番 SB-300
GN 18
サイズ W57.4×H65.4×D62.3mm
重さ 120g
TTL
HSS ×
マルチ発光 ×
マニュアル利用 ×
無線利用 ×
バッテリー 単三×2本

SONY フラッシュ

2020年11月発売のSONY純正のクリップオンストロボ。モデリング発光もできる最新タイプ。

型番 HVL-F28RM
GN 28
サイズ W65.1×H83.5×D91.4mm
重さ 219g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用 ×
無線利用
バッテリー 単三×2本

 

 

Nissin DIGITAL ストロボ

国内のサードパーティー、ニッシンデジタル。高耐熱クオーツ管を使用したストロボ等日本メーカーならではのクオリティを提供しています。(参考:NISSIN i60AとAir10sをSONYα7Ⅱで使う理由とその結果

ニッシンデジタル i40
型番 i40
GN 40
サイズ W61×H85×D85mm
重さ 203g
TTL
HSS
マルチ発光 ×
マニュアル利用
無線利用
バッテリー 単三×4本
ニッシンデジタル i400
型番 i400
GN 40
サイズ W61×H85×D85mm
重さ 200g
TTL
HSS
マルチ発光 ×
マニュアル利用
無線利用 ×
バッテリー 単三×4本

※一部の機能を省いたi40の格安モデル。オンカメラのみで使うなら特に困ることはないでしょう。

 

Godox(神牛) フラッシュ

格安ストロボを販売している中国メーカーの中では、完成度とオリジナリティの高い機材を提供しています。(参考:格安だけど十分なパワー、GodoxのストロボAD200を使ってみた!

Godox Lux Junior
created by Rinker
GODOX
焦点距離28mm固定、Sony Canon Nikon Fuji Olympus に対応
型番 Lux Junior
GN 12
サイズ W73.8×H50.2×D71.8mm
重さ 130g
TTL
マニュアル利用
バッテリー 単三電池
Godox TT350
型番 TT350
GN 36
サイズ W140×H62×D38mm
重さ 200g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用
無線利用
バッテリー 単三×2本
Godox V350
型番 V350
GN 36
サイズ W150×H62×D38mm
重さ 210g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用
無線利用
バッテリー リチウム電池

 

YONGNUO スピードライト

格安ストロボを販売している中国メーカー。個人的には初めて購入した中国製ストロボメーカー。

型番 YN320EX S
GN 31
サイズ W65×H154×D40mm
重さ 225g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用
無線利用
バッテリー 単三×2本

 

その他のクリップオンストロボ

その他のメーカーが販売しているクリップオンストロボ。海外に限らず故障時に代用品がすぐに入手できるか不安な面はありますが、一度は使ってみたいと思わせる小型さです。

Metz mecablitz 26 AF-2
型番 mecablitz 26 AF-2
GN 26
サイズ W65×H85(110)×D85mm
重さ 115g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用
無線利用
バッテリー 単4×2本
Metz mecablitz M400
型番 mecablitz M400
GN 40
サイズ W65×H92.2×D86.8mm
重さ 220g
TTL
HSS
マルチ発光
マニュアル利用
無線利用
バッテリー 単三×4本

サンプル写真

実際に自分も旅行先でバッテリーの充電ができない場合を想定して、Godox TT350を購入しました。
(本音を言えば、リチウムイオンバッテリーを使ったV350がよかったんですが・・・)

小さくてもクリップオンストロボとしての使い方は変わりませんし、実際に補助光としての使い方であれば不足もあまりありません。
実際の撮影サンプルをご紹介します。
セッション式撮影会できれいにモデルを撮る3つの方法
セッション撮影会で明るくきれいにモデルを撮る3つの方法』で使っていますので、是非ご覧ください。

まとめ

小型のクリップオンストロボは、サイズゆえの制限があり、メイン光として使う事はかなり難しいですが、屋外で太陽の光が弱い時や、スタジオでもう少し明るく写したい等、補助光として使う分には問題がありません。

重さ的にも負担がかかるものではありませんので、1台カメラバックに入れておくだけで、いざという時に役立つでしょう。

最近では、無線でストロボを使う環境が整ってきましたので、将来オフカメラ(カメラから外して撮る)や多灯ライティングをしたいと考えている場合は、最初の段階からストロボのメーカーを揃えて購入する事をおススメします。(参考:クリップオンストロボの一歩進んだ使い方

 

一緒に使いたいストロボオプション

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格安だけど十分なパワー、GodoxのストロボAD200を使ってみた! https://myphotostyle.org/godox-ad200/ Thu, 07 Feb 2019 22:00:24 +0000 https://myphotostyle.org/?p=9098 中国メーカーGodoxのストロボAD200と日本製クリップオンストロボを比べてみた結果、オフカメラライティングの知識は必要だけど、使い勝手が良かった点をご紹介。AD200のレビューと他社製ストロボオプション取付を試してみた。

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ストロビストの間では結構話題となっていたGodox AD200をラウンドフラッシュヘッドGodox H200R、SONY用のトランスミッタX-Pro-sをセットで昨年暮れに入手したので色々試してみて、今年の成人式で実戦投入しました。

  • 日中シンクロ
  • ハイテンポ撮影
  • 複数カメラメーカーでの使いまわし
  • 格安で複数台ストロボを揃えたい

カメラマンにはおススメです。
管理人は、既に他メーカーのストロボを複数台持っていますので、暫らくはAD200をメインとして、他のストロボをサブとして使っていこうと考えています。

Godox AD200の特徴

 AD200は中国メーカーGodoxのワイヤレスフラッシュで、日本ではケンコープロフェショナルイメージングが発売しています。
最大出力は200Ws、本体は重量560g、厚さ50mm。
大容量リチウムバッテリーを搭載し、フル発光で500回使用可能、リサイクルタイムはフル発光でも2.1秒。
というのが売りになっています。

しかしながら、カメラに乗せて使えない等、他のメーカーのクリップオンストロボとは異なった使い方が要求されます。むしろ大型のモノブロックストロボ(ジェネレーター式ストロボ)が競合となるでしょう。

モデリングライトが使える

自分の中でポイントが高いのがモデリングライトが使える点
本来は光の当たり方を確認するためのものですが、若干暗い場所でもモデリングライトがあるだけで、ピント合せが正確になるので、大型のストロボを使っているような安心感が持てます。

クリップオンストロボより出力が大きい

下で発光量のテストをしているので見てもらいたいのですが、各社のガイドナンバー60(各社で比較的最大のクリップオンストロボ)の倍。
屋外で日中シンクロするときでも力負けをしない出力があります。

リサイクルタイムが短い

出力が1/4以上の場合は、若干待たされる感がありますが、AD200はリチウムイオンバッテリーを使っているため、単三電池4本をメインに使うクリップオンストロボよりチャージ時間が短い。

カメラメーカーに縛られない

AD200はクリップオンストロボという扱いではないので、カメラ本体がCanonでもNikonでもSONYでも専用に買う必要がありません。
管理人はCanonとSONYのカメラを使っていますが、どちらも問題なく使うことが可能です。

Godox AD200の注意点

オンカメラで使えない

ストロボ本体が大きく、重量も重いという事もありますが、オンカメラで使う事は出来ません。
カメラにブラケットとコマンダーを取付ければ一体化も可能(かも)。

防塵・防滴ではない

ストロボ全般に言えることですが、雨の中の撮影には注意しましょう。

AD200に指示を与えるコマンダー(送信機)

※AD200はコマンダーを別途用意しないと使う事が出来ません。
TTLやHSSを使いたい場合は、カメラメーカー用のコマンダーを購入する必要があります(便宜上Canon用でご紹介しています)。
また、日本国内で使う場合は、(法律的に)技適マークがついているものを使用する必要がありますので、購入の際はご注意ください。

Godoxからは2種類発売されていますが、X-Proの方をおススメします。

AD200のストロボパワーを比較してみる

ISO:100、SS:1/125、ストロボを距離を1.5m、12時の方向にストロボを設置して直射した時のパワーを測ってみました。
比較したストロボYongnuo YN560Ⅲ、Nissin i60Aはいづれもガイドナンバーは60(同パワー)。
AD200はGN60のストロボの倍のパワーであることがわかります。

ストロボパワー Godox AD200 Yongnuo YN560Ⅲ Nissin i60A
1/1 f 36 f 18 f 20
1/2 f 25 f 13 f 13
1/4 f 18 f 9.0 f 9.0
1/8 f 13 f 6.3 f 6.3
1/16 f 9.0 f 5.0 f 5.0
1/32 f 6.3 f 3.2 f 3.2
1/64 f 4.0 f 2.5 f 2.5
1/128 f 3.2 f 2.0 f 2.0

AD200で使えるGodox純正オプション

AD200は幾つかのヘッドをオプションとして使う事が可能です。
ヘッドを変えることで光質を変えることが出来ますので、目的に合ったものを選びましょう。

AD200で既存のストロボオプションは使えるのか?

AD200の概要をご案内した後で、本題に入りたいと思います。
Godox純正ではない、その他のストロボオプション(ヘッド)は使えるのでしょうか?

Yogiも既に色々なクリップオンストロボ用のオプションを所持しており、一度買うとなかなか壊れないだけにできればというか、絶対それらを活用したいと考えています。
尚、今回のオプション利用は当然のことながら補償対象外となりますので、予めご了承ください。

さて、Yogiの持っているクリップオンストロボ用のオプションというと、

  • スタンド
  • ブラケット
  • ストロボヘッド
  • ソフトボックス
  • FireFly(オクタゴン用のソフトボックス)
  • リフレクター
  • アンブレーラー

と、結構メーカーを統一しないで(その場しのぎで)所持しています。

今後ストロボセットを揃えていこうとお考えのカメラマンは、できればメーカーを統一したほうが余計な心配をする必要もなく安定性も上がると思います。

AD200をスタンド+ストロボブラケットで使う

ストロボブラケット
Godox AD200+ストロボブラケット取付

ライトスタンドにストロボブラケットを載せることは当然問題ありません。

AD200購入前に心配していたのは、ストロボブラケットの空きスペースに、クリップオンストロボのヘッドよりはるかに厚いAD200(厚さ50mm)を固定することが出来るかどうか。という事。

実際に試してみたところ、少し強引に押し込む感じはありますが、問題なく固定する事が出来ました。
AD200のヘッドを一度外してブラケットに固定をした方が簡単に設置できます。

ただ、色々なストロボブラケットが販売されている中には使えないものもあるらしいので、購入される場合は注意が必要です。

ちなみに、AD200にはアンブレーラーを使う事が出来る専用ブラケットがついてきます。
この専用ブラケットは他のストロボヘッドを使うためのものではないため、AD200を多用するならストロボブラケットを利用したほうがいいでしょう。

FireFlyに取付ける

ファイヤーフライ
ad200option_003

FireFlyはストロボ撮影を始めた頃に、プロカメラマンの魚住誠一氏が使っているとカメラ雑誌で見て、直ぐに購入したヘッドです。

オクタゴン形式のソフトボックスで、ビューティー系の撮影や、丸型のアイキャッチを入れたい時に重宝するのですが、ブラケットはクリップオンストロボ専用で、しかも他のブラケットは取付けられない作りになっています。

しかしながら、かなり長期にわたり活躍してもらっているので愛着と安心感があるオプションなので、是非、AD200用のオプションとして使いたいと考えています。

AD200は一直線の形。L字にすることが出来ないため、FireFlyの入口に直接入れる事が出来れば問題なく使う事が可能なはずです。

FireFly用ブラケット
そこで、ある備品を使い固定することにしました。
本来はカメラにモニターを固定して使うための備品です。

片方は1/4ネジでAD200を取付け、もう片方はカメラのシューに取付けられるようになっています。

FireFly用ブラケット
FireFlyのブラケットにつけてストロボ口にAD200を差し込んだ時、高さを調整します。
Godox AD200+FireFly
思っていたよりしっかりとAD200をFireFlyに固定することが出来ました。
撮影場所に左右されずに持運びも可能です。

クリップオンストロボヘッドを試してみる

 かなり以前、コスプレ写真も撮っていた時にレイヤーさんの撮りたいイメージに合わせるために入手したストロボヘッド。
7種類の光を作ることが出来るのですが(実際に使っていたのはハニカムグリッドとスヌート、カラーフィルター代わりのディフューザー)、グリッドとスヌートは今でも使いたいストロボヘッド。

AD200はブラケットを使う事が出来たので、少し長めに引出して取付ける事が可能でした。

Godox AD200+ストロボヘッド
Godox AD200+ストロボヘッド
Godox AD200+ストロボヘッド
Godox AD200+ストロボヘッド

まとめ

Godox AD200は、発光出力が一般のクリップオンストロボに比して2倍ほどあります。
逆に考えれば、通常のクリップオンストロボの半分の出力で撮影をすることが出来るという事ですので、その分リサイクルタイムを短くすることが出来ます。
(GN60のクリップオンストロボで1/4の光量が必要なら、AD200では1/16で同じ光量が得られる。)

しかも、国内カメラメーカー、サードパーティーの一番出力の高いクリップオンストロボと比較してもAD200の方が安いというコストパフォーマンス。さすが中国製というところでしょうか。

また、AD200で十分な光量が得られない場合には、AD200よりも出力の大きいストロボをGODOXではいくつか販売していますので、システムはそのままにして光量の大きなストロボを追加することが可能です。

ただ、既にご案内していますが、AD200はクリップオンストロボではないため、オフカメラライティングの知識がないと使いこなすことが難しいかもしれませんが、大型のストロボを持運びできないカメラマンにとっては魅力的なストロボと言えるでしょう。

関連記事

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ポーズとポージングの違い。貴女のしているのはどっち? https://myphotostyle.org/diffrence-pose-posing/ Sun, 27 May 2018 22:00:49 +0000 http://myphotostyle.org/?p=4793 意外と知られていない『ポーズ』と『ポージング』の違い。モデルを目指すなら知っておきたい、その違いをご紹介しています。

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ポーズとポージング。
よく使い方が混同されている同じような言葉ですが、実際は大きく異なりますので、モデルを目指す方はキチンと理解しておくことをお勧めします。

ポーズ

ポーズとポージングの違いサンプル2

撮影時に一回、一回動きを止める。
プロフィールやオーディション・ビューティー・コマーシャル等しっかりとした写真を撮る時に使われることが多い。

写真を見てもわかるように、しっかりと動きが止まっています。

ポージング

ポーズとポージングの違いサンプル1

撮影時に動きを止めず、ゆっくり動いている感じ。
ポートレートやコマーシャル(衣装)等動きを求める写真が必要な時に使われることが多い。

流れの中から写真を切り取っているので、目をつぶっている写真も偶然写ることがあります。
意図して目をつぶってもらう場合はポーズになります。

まとめ:どちらが正しいということはない。

写真の使用目的により変化を持たせますので、ポーズとポージングどちらが正解ということはありませんし、場合によってはこのシーンはポージング、別のシーンではポーズでということもあります。

個人的には数ミリ単位で微妙な調整を行うことが可能な『ポーズ』の方が綺麗な写真が撮れると考えていますが、同じ商業カメラマンでも、
一枚一枚丁寧にピントを合わせて(ゆっくり)撮るカメラマンと
マシンガンの様に連写するカメラマンがいます。

スタジオ撮影が多いカメラマンの場合、ストロボのチャージ時間を考慮する必要があるため、マシンガン連写は行えません。

屋外撮影が多いカメラマンの場合、(一部例外はありますが)日中いつでも撮影できるので、カメラの性能一杯まで連写することもあります。

モデルとしては、カメラマンの撮り方に応じる必要があるわけですが、撮影場所(屋外・屋内・ストロボの有無等)と撮影目的を理解すればポーズとポージングを切り替えることができると思います。

撮影はカメラマンとモデルの共同作業ですので、経験が不足してポージングができない(どの位のスピードで動けばいいかわからない)場合、マシンガン連写をするカメラマンだと、同じ写真ばかり増産されるということが起こりますので、事前にカメラマンにその旨を伝えておいた方がいいでしょう。

募集案件

美脚に見えるポーズを一緒に模索していただける被写体さんを強く募集しています。

  • 土曜日10時~16時の間(撮影は1~2時間位)
  • 都内で
  • 脚のモモから下部分を出すことのできる衣装(ショートパンツ・ミニスカート・水着等)で
  • 写真公開が可能な女性
  • 相互無償優先

  • 撮影可能な方は、是非被写体募集からご連絡ください。 ご不明な点・ご質問でもお気軽にどうぞ。

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    少しでも女性を脚長に撮影したいならアングルを変えてみよう! https://myphotostyle.org/shooting_angle/ Tue, 28 Mar 2017 10:00:31 +0000 http://myphotostyle.org/?p=6434 写真の撮り方一つでモデルのイメージが大きく変わります。女性に喜ばれる美脚に撮影するための撮影方法をご紹介!

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     人物の撮影をしていると、オーディション写真や宣材写真の依頼を受けるようになってきますが、そんな時は全身のバランスをよく見せるためにホットパンツやミニスカートなど、出来るだけ脚が長く見える衣装を選ぶ方が多いです。

    さらに上を目指すためにポージングを学ぶ』でもご紹介していますが、少しでも美脚に、そして脚長に写りたいのが女性心理。

    女性を綺麗に写すために尽力するのがカメラマンの役目だと思いますし、モデルさんも嬉しそうな顔をしてくれますので、色々な撮り方を少し試してみましょう。

    立ち方を変えるだけで写真のイメージが変わる

    『これから被写体として活動していこう』と考えてはいても、ポージングは直ぐに身につくものでもありませんし、見せ方のポイントには知識と練習が必要なので、未だに何もしていないというモデルさんが結構多いと思います。

    ここでは、チョットした立ち方や角度を工夫する事で、見え方が変わる例としてご紹介します。

    協力していただいたのは、今年のミスコンに参加するためのプロフィール用写真が欲しいとのご要望を頂いた横山和花さん。スナップ撮影の最後にチョット時間を頂いて撮影しました。

    プロフィール写真用のポージング

    何も指示せず普通に立ってもらった場合

    プロフィール写真用のポージング

    ポイントを指示した後に立ってもらった場合

     ビフォー・アフターではありませんが、結構違ってみえませんか?
    ポイントは、小顔、二の腕、ウエスト、脚です。
    言葉で説明しても身につくものではありませんし、一人一人ポイントも変わってきますので、ご自分に合う方法を試してみてください。

    撮影方法で変わる美脚の見せ方

    カメラの撮影位置で変わる表現

     撮影経験があまりないモデルさんには、ご自分の写り方を理解してもらうために色々なアングルから撮影をして、好みや必要な角度を打ち合わせるようにしています。

    下の写真は同じ場所から、同じカメラを使い、同じ設定でカメラの高さを変えて撮影したものですが、アングルによって体の見え方、顔、胴、脚のバランスが微妙に変化しているのがわかりますでしょうか?

    カメラマンのアイレベルで撮影
    少しでも脚長に撮影したい
    お臍の高さで撮影
    少しでも脚長に撮影したい
    しゃがみこんで膝の高さで撮影
    少しでも脚長に撮影したい

    オーディション写真の場合は極端に下から撮影をすることはありませんが、上の写真はカメラアングルにより見え方が変わることを認識してもらうために、おかしくならない程度のアングルを探っている時に撮影したものです。

    写真の出来栄えを左右するカメラアングルとは

    YUKA20160818413214_TP_V

     しかしながら、撮影に慣れていないカメラマンの撮影現場を見ていると、自分の目の高さ(アイレベル)でカメラを構えて、そのまま撮っている事が多いようです。

    アングルには大別すると

    • モデルを上から見下ろすハイアングル
    • モデルの目線と平行にカメラを構える水平アングル
    • モデルを下から見上げるローアングル

    の3つがあり、高さの程度により撮り位置は無限に変化します。
    この中から、モデルさんが綺麗に見える位置や角度を探していきます。

    アングルを変えないという事は、被写体とカメラマンの相対的な角度が変わらない写真しか撮ることができません。仮に画角を変えた場合でも、相対的に位置が変わらなければ、使用レンズの特性がそのまま出る写真になってしまう=思った写真とは違う。という事が起こってきます。

    そんな時は少し撮影する高さ=アングルを変えてみることで、今までの写真と異なる写真を撮ることが可能になりますので、是非試してみましょう。

    脚長に撮るならカメラアングルを研究してみよう

    TSU_M023706_TP_V

     本来脚を長く見えるように撮影するためには、できるだけ低い位置から見上げるローアングルで撮影します(後は使っているレンズの特性を利用する)。

    しかしながら、アオリ過ぎると足が大きくなり過ぎたり、見栄えが悪い等の問題も同時に出てきますし、アオリの撮り方=下から撮られるのを嫌うモデルさんも結構います。

    カメラマンが撮りやすい位置から撮影する写真が『いい写真』とは限りませんので、目的とする写真を撮影するために、モデルさんの協力=理解が得られる範囲で色々とアングルを変えて撮影をしてみましょう。

    スタジオでの撮影ではそれほどの差が出ていませんが、屋外でポートレートを撮影するのであれば、カメラマンの撮影位置やモデルの立ち位置等もアングルに大きく影響してきます。
    それに加えて、ほんの少しアングルを上下させるだけで、印象が結構出変わった写真を撮ることができるようになるでしょう。

    韓国人モデルに学ぶ美脚の見せ方

    美脚韓国人モデル ジェナ

    インスタで海外のカメラマン・モデルのアカウントを見ていると、韓国人に美脚モデルが多いように見えますし、少女時代等、美脚を売りにしたアイドルも多数輩出されています。

    別に韓国人だから身長が高い・美脚ということではなく、日本人にも美脚なモデルは数多く、RQやラウンドガールをしているモデルの脚は素晴らしいです。

    まず、彼女の踵部分を見てください。
    韓国人モデル=細かいコミュニケーションがとれないので、細かい手足の状況については一切をお任せした撮影だったにも関わらず、(少しでも美脚に写るために)踵を浮かして爪先立ちをしており、韓国では当たり前みたいなことを聞きました。

    美脚撮影の一つの方法として、ハイヒールを履いてもらうというのがありますが、それと同じ効果を得る事が出来るわけです。

    今回、韓国人モデルさんを撮影する機会が持てたことで、日本人と韓国人の美脚に対する認識の差に気づくことができました。
    使えるテクニックは少しでも使うようにしていきましょう。

    写真:ぱくたそ

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    ポートレートと作品撮りの違いって? https://myphotostyle.org/photowork/ Fri, 10 Jan 2014 00:00:03 +0000 http://myphotostyle.org/?p=3452 ポートレートと作品撮りでは、撮影した写真の使い道が異なります。『作品撮り』の一般的な内容をわかりやすく、簡単にご説明させていただいています。

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    現役モデルの方から記念のための撮影まで、目的は様々ですが数多くの方にモデル希望のご連絡をいただきまして、非常に感謝しております。

    これからこの業界で活動してみたいと考えている方に向けて、『作品撮り』の一般的な内容をわかりやすく、簡単にご説明させていただいています。

    ポートレートとは

    主に人物を写した写真(または肖像画)の事
    人物が写っていれば風景の方が多くても呼ばれることがあります。

    本サイトは女性ポートレートを中心とした構成となっており、広義の意味でいえばほとんどがポートレートとなりますし、単なるニコパチではなく作品撮りと同様の撮り方をさせていただいています。

    菜々ポートレート

    作品撮りとは

    作品撮りは、モデル・ヘアメイク・スタイリスト・カメラマンが、仕事を得るためのオーディションやクライアント面接時に参考資料として持参するBookに入れる制作作品(成果・サンプル)のために行う撮影の事で、過去の実績や表現力を強調する内容になりやすいです。

    カメラマンを例にとると、女優やアイドルの〇〇さんを撮影しました等、撮影した方の名前一覧を実績として並べていたりするケースが多いです。

    クライアントワークの場合、(契約の関係上)過去実績として使えない場合もあるので、似たような写真を作りなおす場合もあります。

    自分の場合は、事務所契約の関係上、撮影した人物・写真等の公開は一切できないので、撮影した写真と同じライティングやセッティングで撮影した写真を公開することが多いです。

    しかしながら、作品撮りは仕事を得るための面接時にサンプルとして見せる写真のため、就職後は(仕事が忙しくなり)撮影の頻度が低下する傾向にあります。

    また、参加者がそれぞれの立場で、自分専用もしくは自分の色合いを強く出したい作品を作りたい場合には、ギャランティを支払って、モデル・ヘアメイク・カメラマンに撮影を依頼する場合もあります。

    作品撮りの種類

    作品撮りを行う場合、(Bookに入れるため)それぞれのメンバーが活動していきたい方向に向けた撮影を行うのが一般的です。

    • カメラマン・・・自身の作風やライティング等、自分の得意な写真
    • モデル・・・アイドル・女優・キャスター・モデル等、自分が進んでいきたい業界に向けた宣材写真
    • ヘア・メイク・・・ビューティーやモダンといった学校で習った、もしくは進んでいきたい方向性の写真
    • スタイリスト・・・自分が実際に作った衣装のサンプル写真

    といった感じで千差万別ですので、各パートが撮影時間内に折り合いをつけて必要な写真を撮るようにします。

    作品撮りにおける費用の分担は

    クライアントのいない作品撮りの場合、その撮影に必要となる費用(セットやエクステやメイク等の小物、スタジオの使用料、レンタル備品等)につきましては、参加者全員で全費用をワリカンにするか、各分野の出費は各人が負担し(スタジオ:カメラマン、衣装・小物:モデル、メイク:メイク。スタイリストが入る場合は、衣装・小物はスタイリスト)、お互いにギャランティ=金銭の授受は無し。というケースが多いです。

    作品撮りデータの扱いについて

    データの取り扱いを考える際、2つの方向から打合せをさせていただいています。
    一つは、権利の問題。もう一つはデータの作り方の問題です。

    権利について

    作品撮りは参加者がそれぞれ自分の作品としてアピールするために行いますので、撮影した写真データを共有することが一般的です。

    しかしながら、メンバーの誰かがギャランティを支払い、専用に撮影した場合は、ギャランティを支払ったモデル・ヘアメイク・カメラマンが権利を持つことが多いです。(肖像権や著作権などをギャランティと引き換えに渡します。)

    データの作り方について

    発表するメディア(印刷するのか、サイトで公開するだけなのか等)によるデータサイズと公開するデータの選択となります。

    カメラで撮影できる最大サイズで撮影をしますが、調整を入れた後、大きさを調整します。
    例を上げると、ネットの場合1500×2000pxもあれば十分ですが、A4サイズに印刷するためには2976×4465pxが必要となります。

    選択する写真については、モデル・ヘアメイク・カメラマンのそれぞれがお互いに別の目線から見ますので、『いい!』と思う写真が一致することはまれで、むしろ、『使われたくない写真が選ばれる』場合もあるわけです。
    その為、お互い使われたくない写真を除いて共有することが多いです。

    作品撮り参加者募集

    作品撮りの場合、ポートレートよりも技術やセンス、経験等が要求されるようになりますので、色々な意味で条件が厳しくなります。

    本サイトでは、現在作品撮りを頻繁にされている方から、これから始めてみたい方まで幅広く募集していますので、モデル・被写体・ヘアーメイク・スタイリストとしてご協力いただける方はご連絡ください。

    作品撮りのお申し込みはこちらから

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    ストロボを使うカメラマンは要注意!シャッター速度を制限するシンクロスピードとは https://myphotostyle.org/synchro-speed/ Tue, 24 Sep 2013 22:00:23 +0000 https://myphotostyle.org/?p=8777 シンクロスピードがわかれば、大型のプロ用ストロボも使いこなせる。(クリップオン)ストロボとカメラを同期させるシンクロスピードを理解しましょう。

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    周りが暗くなってきた夕暮れや、室内で光が足りないと感じる時に便利なストロボ(フラッシュ)。
    しかしながら、ちょっとしたタイミングで「写真が真っ白になった」「ストロボを使うと思ったように撮れない」という失敗談はよく聞く話です。

    今日はそんなストロボを使う上で知っておきたいポイントのひとつで、日中シンクロや、大型のストロボを使っていきたいと考えているカメラマンは是非理解しておいて欲しい『シンクロスピードのお話です。

    シンクロスピードとは

    ストロボが光っている間、シャッターが完全に開いていられる一番速いシャッタースピードのことで、『同調速度』ともいいます。

    大抵のカメラはシャッタースピードが1/125〜1/250位がシンクロスピードの上限となっており、フラッシュ使用時には(カメラによって異なりますが)シンクロスピードで使える最速のシャッタースピード以下に自動的に設定されます。(その分、絞りF値が大きくなったり、ISOが最低値になったりします。)

    尚、シンクロスピードはメーカーによって呼び名が若干異なり、Canonでは「ストロボ同調最高シャッター速度」、Nikonでは「フラッシュ同調シャッタースピード」と呼んでいます。

    屋内ではあまり目立たないが、屋外では重要なシンクロスピード

    ストロボを屋内で使う場合、(周りが暗いので)シャッタースピードはそれほど速くできない事が多く、通常は1/250以下にする事が可能だと思います。

    しかしながら、晴れの日に屋外でストロボを使う場合、例えISOを最小値にし、かなり絞ったとしても、シャッタースピードを1/250(もしくはカメラのシンクロスピード)以下にすることが難しい事も多々あります。

    カメラの設定で調整が出来ないにも関わらず、ストロボを使って撮影をしようとすると、真っ白な写真(いわゆる白とび)になってしまいますので、注意が必要です。

    デジタルカメラを使っている場合は、1枚撮影をしたら必ず確認をして、問題がないようなら続きを撮るようにしましょう。

    使っているカメラのシンクロスピードを理解する

    シンクロスピードは、使っているカメラ、特にハイアマチュア機以上とエントリー機、メーカーでは異なる場合がありますので、シンクロスピードの上限が1/250と思い込むのは危険です。

    そんな理由から、以下の方法でご自分のカメラの上限シンクロスピードを確認しておくことをおススメします。

    シンクロスピードの上限
    1. 同じメーカーの(もしくは対応している)クリップオンストロボを電源を入れた状態でカメラに取付けます
    2. カメラのモードをシャッター速度優先(CanonはTV、SonyはS)に設定します
    3. シャッタースピードをできるだけ速い設定にします
    4. シャッタースピードは1/200~1/250以上の数字が選べないはずですので、その数値がお使いのカメラの最速シンクロスピードとなります。
    5. (ちなみに自分が使っているSony α6000の最速シンクロスピードは160です。)

    どうしても速いシャッタースピードを使いたい場合は

    ハイスピードシンクロ

    屋外で強い光の中、撮影をする機会があり、シャッタースピードを1/250以上にどうしてもしなければならない撮影の場合、少し値段は高くなりますが、ハイスピードシンクロ(HSS)対応のストロボを使えば1/250の壁を打破できます

    写真では、HSS対応のストロボを使い、シャッタースピードをα6000の上限である1/4000まで上げています。

    スタジオでのシンクロスピードは1/60秒にしたほうがいい理由

    デジタルカメラが一般的になってきた昨今では、ISO感度を上げれば遅いシャッター速度を選ぶ必要はなくなっていますし、スタジオでクリップオンストロボを使うことはあまりないかもしれませんが、基礎は押さえておきましょう。

    ジェネレーター式ストロボ
    レンタルスタジオには、モノブロックストロボや定常光ライトが置かれているケースが多いですが、プロ(カメラマン)が運営しているスタジオを使用する時には、ジェネレーター式のストロボを使える事があります。
    (写真のような光量調整ができるボックスにライトがつながっています。)

    手元で光の調整を行う事の出来るジェネレーター式ストロボは便利なのですが値段がかなり張りますので、個人の趣味の範疇では難しいかもしれませんが、いつかは所有したいと思っています。

    さて、肝心のスタジオで使用する大型ストロボは閃光速度がそれほど速くなく、一部の機種を除いて一般的にはシャッタースピードは1/250秒から1/500秒程度です。

    そして重要なことは、カタログなどの表記は光量が最大ピーク時の約半分になる時間(半値幅)を、閃光時間として表記しており、(閃光速度が1/250秒と表記されるストロボでも)1/250秒以降、半分近くの光は発光を続けています。

    その為シャッター速度を1/250秒より短くセットすると、一部の光がカットされてしまう現象(写真の下半分とか3分の1が暗くなってしまう現象。)が生じます。

    初めてこの現象に遭った時は理由がわからず、カメラが壊れたのかと思い、代替えのカメラを所持していなかったため、今回の撮影は中止だと本気で心配したこともありました。

    大型ストロボで撮影する際のシャッター速度は1/250秒以下、発光した光をすべて利用するならば、1/60秒が最適という事ですので、慣れないうちは1/60秒もしくは1/125秒で撮影することをお勧めしています。

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    モデル撮影会の基礎知識 https://myphotostyle.org/about_session/ Wed, 10 May 2017 22:00:38 +0000 https://myphotostyle.org/?p=10524 ポートレート撮影の対象として、モデル撮影会に参加してみましょう。撮影会の基本事項から特徴までを解説しています。

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    ポートレートを始めたばかりの時は、被写体=モデルになってくれる女性を見つけること自体が容易ではないけれど、すぐにでも写真を撮りたいと思うのが、カメラマン心理でしょう。

    ポートレート事始め、モデルを見つける5つの方法』でも、被写体になってくれる女性との知合い方をご紹介していますが、その中の一つが撮影会に参加する事です。
    今回はモデルを比較的簡単に見つけることのできる撮影会について考えてみましょう。

    モデル撮影会とは

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    本サイトでは、撮影会(さつえいかい)に参加しているモデルさんの写真も公開していますが、撮影会とは、主にアマチュアカメラマンを対象として、写真撮影を行う場所と機会を提供している集まりの事をいいます。

    自分は、女性モデルを対象とした撮影会にしか参加した事がありませんが、カメラメーカーが主催するものから、カメラ好きなアマチュア団体が開催しているものまで、色々な撮影会があり、被写体も多種多様なもの(人物・自然物・人工物等)があります。

    カメラメーカー主催の撮影会は、機材の売込みや撮影方法を講師の方がレクチャーしながら行う事が多く、自由に撮ることはできない事が多いですが、商業用の撮影会は撮影すらしなくてもOKというものまであります。

    モデル撮影会のメリットとデメリット

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     ポートレートを撮影するにあたり撮影会を使うと、いい点と悪い点が存在しますので、ポイントをまとめてみましょう。自分の好みに合えば利用すればいいし、合わなければ別の方法で撮影をする位の考え方でいいと思います。

    メリット

    • 好みに合ったモデルを既に用意してくれている
    • (お初を含めて)1回で複数のモデルさんを撮影できる(こともある)
    • 参加費用が比較的安い
    • シャッターを押す回数(撮影枚数)を増やすことができる
    • 自分の空いている時間を利用できる
    • 撮影目的が決められていないから自分の好きなように撮影できる
    • 他のカメラマンの機材や撮影方法を見学できる

    デメリット

    • 撮影の際、細かいメイクや髪型の修正ができない
    • 衣装は撮影会にお任せのため、選択ができない
    • モデル本人ではなく、撮影会の意向でNGなポーズがある
    • 参加費用がかかる

    モデル撮影会の種類と特徴

    IMG_07_1968

     前述のように、色々なメリット・デメリットのある撮影会ですが、参加する会を選ぶ時の基準となるのが、それぞれの会が持つ特徴で、

    • 撮影対象
    • 撮影場所
    • 撮影方法

    で大きく分ける事ができますので、それぞれについてはもう少し詳しくみていきましょう。

    撮影対象

     本サイトは女性ポートレートをメインに扱っているので、ここでは撮影対象は女性という事で話を進めさせていただきますと、

    • デビュー前のアイドルやタレント
    • 写真用モデル
    • 女優の卵
    • レースクイーン
    • 女子学生・社会人

    といったメジャーになる前の若い女性が多く、私服や水着、コスプレ、場合によってはヌードで被写体になってくれますので、撮影会で撮ったモデル・女優さんが、メジャーになってテレビに出たり、DVDや写真集を発売したりすることもあります。

    会の傾向として、アイドル系が強い場合もあれば、雑誌のようなポートレートを目的としたスチールモデルが多かったり、レースクイーンがセクシーなポーズをしてくれる撮影会まで、それぞれの撮影会によって特徴がありますので、好みの撮影会に参加してみましょう。

    撮影場所

     撮影対象が決まったら、次は撮影をする場所選びが大切になってきます。
    写真を撮影する場所は、屋外=公園やストリート、もしくは屋内=スタジオのどちらかしかないのですが、申込んだ撮影会によって撮影場所が変わってきます(開催日によって場所を変える撮影会もあります)。

    屋外で撮影をする場合、指定された範囲内の色々な場所で撮影ができるので、気分転換の意味でも背景を使い分けた撮影をすることが出来ます。広さを活かしたボケの強い写真を撮ることもできる等の利点がある反面、開催する時期によっては、雨が降って中止になることがあったり、その場にいる一般人が写真内に混じる等の欠点もあります。

    屋内で撮影をする場合は、天候や温度に左右されることなく撮影ができる上、(ある程度)光をコントロールすることで、独自の撮影をする事が可能な反面、撮影内容が屋内のセットや環境に制限される事があります。
    撮影会によっては、モデルが時間内に何回か衣装チェンジをしてくれるので色々な写真を撮ることも可能です。

    どちらにしても、撮りたいモデルが撮れれば問題はないという参加者が多いようですが、屋外と屋内では、使用するレンズが変わってくるので、持っているレンズと相談して選ぶようにしましょう。

    屋外のつもりで中望遠レンズを持ってスタジオに入ったら、部屋が狭すぎてバストアップしか撮れなかった。などという事が無いように注意しましょう。

    撮影方法

     撮影会でモデルを撮影する際、

    • 一人のモデルを複数のカメラマンが撮影する団体撮影会
    • 一人のモデルをカメラマン一人で撮影する個人撮影会

    に大別し、さらに団体撮影は、カメラマンが同時に撮影を行う囲み撮影会と、一人一人順番に撮影を行う順撮り撮影会に分ける事ができます。順撮り撮影会の場合、撮影中のカメラマンの邪魔をしなければ、脇からの撮影を許可している撮影会もあります。

    どのような撮影会に参加するにしても、モデル一人に対して、カメラマンの数が少なくなるほど、時間当たりの撮影料金が高くなるようになっていますが、時間内は1対1で撮影(お話)できるので個人撮影の方が人気が高いようです。

    機材の調子をみたいとか、撮りたいモデルが囲み撮影会にしか出てない等の特殊な事情があるので、他のカメラマンの撮影方法についてとやかく言うつもりはありませんが、個人的にはポージングの指定ができない囲み撮影スタイルの撮影会は値段が安くても参加したことはありません。せめて撮影時間が少なくても、1対1の撮影が可能な順撮りが最低ラインだと考えています。

    モデル撮影会でのルールとNG事項

    404 NOT FOUND

     撮影会に参加する時は、主催者側が定めている規約を守ることが必要になります。
    撮影会に初めて参加するときに説明されると思いますが、その中でも重要なのはモデルの嫌がること(ポーズ等)を要求しない点と、ネットにつなぐことのできる携帯やスマホの不使用がメインです。
    また、別料金を払えば動画で撮影することのできる撮影会もありますが、大部分は動画NGというところが多いでしょう。

    撮影会の外では、撮影の前後、撮影会場だけでなく駅周辺でも、モデルの入り待ち・出待ち行為や、電話番号やメールアドレスなどの個人的な情報を質問することもルール違反となるので注意しましょう。(でも、TwitterやFacebook等で連絡をとることはOKのようです。)

    また、撮影した写真を勝手に公開する事も禁止されていることがありますので、参加する撮影会の写真公開基準について確認をした方がいいでしょう。自分も一度、水着公開NGのモデルの写真を(うっかり)公開したことがあり、モデル事務所から削除依頼をされたことがあります。
    規約を守れば楽しく撮影できますので、ルールは守るようにしましょう。

    まとめ:自分好みの撮影会を見つけよう!

     撮影会は様々な特徴があり、色々なところで開催されていますので、自分に合った撮影会を見つけることは楽しみの一つであり、悩まされる点でもありますが、以下のポイントをおさえれば好みの撮影会を見つけることができるでしょう。

    • 自分好みのモデルさんが参加している
    • 自分好みのジャンル(ポートレート、コスプレ、グラビア等)の写真を撮ることが出来る
    • 自分のテンポで撮影できる環境が整っている
    • 行ってみたいスタジオを使っている

    撮影会のサイトである程度好みの会を見つけた後は、実際に参加してみて、モデルとの相性や、他に来ているカメラマンの撮り方を見たり、会のイメージを感じたりして精査していく必要があります。
    そうすることで、いつも通える撮影会を幾つか見つけることが出来るでしょう。

    追記:撮影会で上手にモデルさんを撮ってみたいと感じたら

    同じ撮影会に何度も通うようになったり、お気に入りのモデルさんができると、(中には話しているだけで満足という方もいるようですが、)どうしても綺麗な・上手な写真を撮りたいと思うようになることが多いでしょう。

    そんな時は少し撮り方を変えてみることをおススメします。
    下記で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

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    撮影会の1分ローテーション撮影でうまく撮る方法 https://myphotostyle.org/photosession/ Tue, 20 May 2014 00:00:16 +0000 http://myphotostyle.org/?p=3398 団体撮影会に参加すると1~3分位のローテーションで参加カメラマンが順次撮影していくスタイルが多く、自分の撮影順になった時にモデルを観察して、どのように撮ろうか考えているとそれだけで自分の時間が終わってしまいますので、時間内にうまく撮る方法を紹介しています。

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     モデルとカメラマンが一対一で撮影をする場合、モデルにポーズを変えてもらいながら、ベストポイントを探す事ができますが、団体撮影会に参加すると1~3分位のローテーションで参加カメラマンが順次撮影していくスタイルが多く、自分の撮影順になった時にモデルを観察して、どのように撮ろうか考えているとそれだけで自分の時間が終わってしまいます。

    そのためなのか、モデルにポーズを任せて同じ場所から撮影している参加カメラマンが多いようです(というか、自分もポートレートを始めた頃はそうでしたので偉そうな事は言えません)が、結果としてモデルのポーズが変わるだけで、あまり違いのない写真が増産されることになり、写真を公開するにしてもあまり変わり映えがしない写真が多くなってしまいますし、自分が撮りたいと期待したポーズをとってもらう事もできません。

    少しでもいつもと違った写真を撮るには

     プロやハイアマチュアの人たちと一緒に撮影したり、モデルと一対一で撮影(いわゆる個人撮影)を多くするようになると(撮影に慣れてくると)改善されると思いますが、自分もポートレートを始めた頃はけっこう戸惑いましたし、家に帰ってからどのようにしたらいいか考えました。

    これは今の自分の撮り方ですが、1分の中で全てを撮ろうとしない事がポイントです。
    普段、プロフィールやコンポジ等撮影していると、撮影に必要な事項が決まっているので、それに合った撮影パターンが自分の中でできてきます。
    一連の流れとして、全身・バストアップ、クローズアップ(寄って顔を大きく撮る)を撮り、メイクさん向けのパーツ撮りをアングルとフレーミングを変えて撮るのですが、このパターンを撮影会でも適用するようにしています。

    例えば、1回目には全身を基本として、水平とローアングルから。この時は、あえて全身しか撮りません。
    2回目にはバストアップとクローズアップ(寄って顔を大きく撮る)をローアングルとハイアングルから撮り、
    3回目以降は、寝転びや座り等、ポージングを変えてもらえば、
    3分の撮影の中で、少なくとも5パターンの撮影が可能になります。
    この時、自分の立ち位置やカメラの高さを同じにしていては意味がありませんので、いつもと違う高さや角度で撮影をするようにします
    その為には、自分の中で、どの順序で撮影するか考えて、実行し、癖にしておくと撮り損ねが減ります。

    時間が極端に少ない時は

     ただ、撮影会に参加していると、自分が撮影順が最後で、モデルがチェンジしたり、休憩時間に入るなどという事もおこります。モデルが休憩に入ってしまうと、自分の撮影会参加時間内に再度撮影機会がないかもしれません。
    しかし、そういう時ほど落ち着いて、撮っておきたいポーズをお願いしましょう。
    前述のパターンが身についていれば、その中からスムーズに体を動かしてもらえるポーズを依頼すればいいだけです。
    この時ポーズの動きが大きくなると、指示出しだけで時間がなくなってしまうこともありますので、できるだけ自然な流れでポージングできるように動きを事前に組立てて指示できるように準備しておく必要があります。
    例えば、座ったところから自然に寝転んでもらうとか、正面を向いているところから360度左回転してもらうといった感じです。逆に立っているところから寝転んでもらうなどアクションの大きいものはそれだけ使用される時間も多くなりますので、避けた方がいいのではないでしょうか。

    事前に指示の出し方を研究・練習しておく

     ポージング指示は、撮影回数を重ねて、色々なモデルを撮影していると徐々にできるようになりますので、焦る必要はないと思います。
    個人撮影や時間のある時に、ポージングの指示練習(事前に自分で自然に動けるか実際に鏡の前などで試しておくとGood)をしてみましょう。

    モデルが自分の指示した意味がわかっていないようだと気付いたら、すぐに別の言い方で依頼するようにします。的確に指示出しをしてあげる事で、モデルが動きを止めることなくポージングしてくれれば、それだけ撮影に使える時間が増えますし、モデルも(これでいいんだ。と)不安がなくなります。
    結果、いい表情や期待したポーズが撮れるチャンスが増えてくるようになります。

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    Eins(アインス)撮影会で綺麗なお姉さん系モデルさんを撮ってみた! https://myphotostyle.org/eins/ Fri, 30 Dec 2022 22:00:55 +0000 https://myphotostyle.org/?p=12115 綺麗なお姉さん系モデルが多いEins(アインス)撮影会レポートをご紹介しています。

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    ご本人もモデルとして参加されている美紅さん主催のEins(アインス)撮影会。
    参加当日、そのことを知らずに、他のカメラマンが主催と思い声をかけてしまい、少し恥ずかしい思いをましたが、気を取り直して参加してきました。

    Eins(アインス)撮影会

    Screenshot of einsphoto.com

    撮影会のスタイルとしては、決まったスタジオで開催されるものではなく、開催毎にロケ地やスタジオを変更してバリエーションを持たせるタイプ。

    所属モデルは『綺麗なお姉さん系』が多く、季節に合わせた衣装も撮影でき、気さくな感じで接してくれるのでイメージ優先の撮影が楽しめそう。

    個人的には写真公開OKという点はポイントが高いです。

    撮影会スタイル

    タイプ ポートレート(1:1)
    撮影場所 屋外・スタジオ等(特定のスタジオはなし)
    撮影時間 60分
    金額 6,500円~12,000円(モデル・衣装により変化)

    撮影までの流れ

    Eins(アインス)撮影会のサイトから、希望の日時・モデルを選択し、ページの一番下の『ご予約はこちら』から、必要事項を入力の上、送信。
    撮影会から『日付・場所』がタイトルになった確定メールが届いた時点で予約が完了。

    撮影日当日は、他の撮影会と同じ流れ。
    確定メールに記載された撮影先に行き、受付を済ませば撮影が可能。
    (撮影場所はホテル、スタジオ、屋外と様々で、特定な場所ではないのでチョット注意が必要。)

    Photo

    通常は1:1の個撮スタイル60分のようですが、Yogiが参加したのは10分×6人で1時間という、Eins(アインス)撮影会セッション。
    このスタイルは珍しく、初の試みとの事。
    数多くのモデルさんを撮りたいYogiにはぴったりだったので参加。残念ながら1名がお休みという事で5名のモデルさんを撮影してきました。

    撮影順に、美紅さん、さきさん、荒武さん、はるさん、あみさん。
    既に写真公開していますので、下記写真からモデルさんごとの写真をご覧ください。

    美紅さんポートレート

     

    しもむらさき(Eins)私服ポートレートしもむらさきさんポートレート

     

    荒武朋絵(Eins)私服ポートレート荒武朋絵さんポートレート

     

    はる(Eins)私服ポートレートはるさんポートレート

     

    ami(Eins)私服ポートレートamiさんポートレート

     

    まとめ

    今回の撮影場所は、水の広場公園。
    初の撮影場所のため、ストロボ無、自然光任せの軽装備で訪問。

    レンズはズームと85mm単焦点を持って行ったのですが、撮影場所が広く、撮影時間が一人10分という事もあり、全て85mm1本で撮影してきました。
    屋外ってこういうところいいですよね。

    撮影会のスタイルから、気楽にポートレートを楽しむこともできるし、場所によってはストロボを持ち込んで作品撮り風に撮影したりとバリエーションに富んでいると感じました。
    次回は屋内でじっくりと追い込んだ撮影をしてみたいと感じさせてくれる撮影会でした。
    (そうすると2時間位は必要かな~。)

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    Kawaii Collection(カワコレ)でミスコンモデルを撮影 https://myphotostyle.org/kawacolle/ Tue, 01 Sep 2020 22:00:31 +0000 https://myphotostyle.org/?p=10424 全国でミスコン系モデルを撮影できるKawaii Collection(カワコレ)をご紹介しています。

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    Kawaii Collection(カワコレ)

    都内のみならず、日本全国展開をしているKawaii Collection(カワコレ)。
    撮影会のスタイルとしては、決まったスタジオで開催されるものではなく、開催毎にロケ地やスタジオを変更してバリエーションを持たせるタイプ。
    所属モデルは『JDのミスコン』参加者のような方が多く、季節に合わせた衣装で街角スナップのような感じの撮影できます。

    Screenshot of kawaii-collection.jp

    撮影会スタイル

    タイプ ポートレート(1:1)
    撮影場所 屋外・スタジオ等(特定のスタジオはなし)
    撮影時間 60分
    金額 6,600円~13,000円(モデル・衣装・スタジオにより変化)

    撮影までの流れ

    Kawaii Collection』のサイトから、希望の日時・モデルを選択し、ページの一番下の『申し込む』から、必要事項を入力の上、送信。
    撮影会から『日付・場所』がタイトルになった確定メールが届いた時点で予約が完了。

    撮影日当日は、他の撮影会と同じ流れ。
    確定メールに記載された撮影先に行き、受付を済ませば撮影が可能。
    (撮影場所はホテル、スタジオ、屋外と様々で、特定な場所ではないのでチョット注意が必要。)

    葛西臨海公園にて日中シンクロをメインとしたポートレート

    miho ポートレート

    都内の公園は直径30cm以上のレフ板(ディフューザー)は使用禁止(都内の公園は30cm以上のレフ板等を使う時は撮影申請が必要。)という決まりがあり、以前60cm角のソフトボックスを別の公園で撮影をしていたら注意されたので、今回は30cm角位のFlash Benderを日中シンクロ用に一式持って行きました。

    モデルはmihoさん。
    撮影日当日は、35度以上の気温で、かなり日差しが強く、通常のクリップオンストロボよりも出力が高いAD200でも光量が不足気味で、海を背景にした写真はストロボ出力1/1で撮影しています。
    (写真左手が太陽光、右側から挟み込むようにライティングをしています。)

    miho ポートレート
    miho ポートレート

    場所を変え、背景を草花にしての2カット目。

    miho ポートレート
    今度は太陽光が右側から当たっていましたので、ストロボを左側から出力1/4で当てています。
    言い忘れましたが、先の写真の時も、今回もRogue Flash Benderでディフューズ撮影をしている関係上、直射する場合と比較して1段チョット出力が弱くなっています。
    あと、AD200は通常のクリップオンストロボ(GN60)の2倍の出力になりますので、ご注意ください。

    miho ポートレート
    miho ポートレート

    室内での自然光ポートレート

    miho ポートレート
    葛西臨海公園には数少ない建物としてクリスタルビューがあります。
    それほど大きくはない建物ですが、色々なカメラマンが撮影している写真やyoutubeを見ますので、現地で撮影をされた方はご存じでしょう。

    とても暑い夏場の撮影で(モデルさんの体調も気になるし、)バテ気味だったので早速利用させていただきました。中には(密になるから)ポートレート禁止の貼紙があったのですが、10分くらい大急ぎで撮影。
    太陽光に影響されない素敵な写真を撮ることができました。

    miho ポートレート
    miho ポートレート

    撮影Data

    Model miho
    Twitter @mihoo_kawacolle
    Instagram @rosi__er
    Camera SONY α7Ⅲ
    Lens SONY FE35mm F1.8
    SONY FE85mm F1.8
    その他機材 Godox AD200
    Rogue Flash Bender

    撮影モデル

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    クールアンドセクシーな作品撮りに最適!?Pulchra(プルクラ)撮影会 https://myphotostyle.org/pulchra/ Sun, 11 Aug 2019 22:00:55 +0000 https://myphotostyle.org/?p=8764 もう一つのクールアンドセクシーに撮影ができるPulchra(プルクラ)撮影会に参加したので、撮影会詳細とその時撮影をした写真をご紹介しています。

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    以前、セクシー系の撮影ができる撮影会を『セクシーな撮影をしたいカメラマン向け?!フルール撮影会に参加してみた』でご紹介しました。

    その後、何回か撮影しているNaruさんやむめも舞美さんのお誘いいただき、クールアンドセクシーに撮影ができるPulchra(プルクラ)撮影会で撮影をしてきましたので、ご紹介します。

    撮影場所とモデルのイメージが合えば、フルール撮影会とはまた別な感じのクールアンドセクシーな写真が撮れる撮影会と言えます。

    Pulchra(プルクラ)撮影会

    Screenshot of ameblo.jp

    Pulchra(プルクラ)撮影会最大のポイントは、専用のスタジオを所持しておらず、一般のレンタルスタジオ・ホテル・屋外を運営者が独自にチョイスしている点。

    個人では手が出しづらい高級スタジオを使ってくれることもあるので、背景やイメージがその都度変わることで『飽き』が来ない工夫がされている。(その分、新規のスタジオだとカメラ設定をその都度確認する必要がある。)

    撮影時の衣装は、私服・水着・下着とジャンル分けで申込みが可能だが、当日はモデルさんが自分で選択するとの事。(事前にSNS等で打合せもできるのかな?)

    申込み時に、モデルさんにハンドルネームを伝える事ができ、(彼女たちがカメラマンを認識していれば)『1回目は赤の下着だったから、今回は黒にしてみたよ』みたいな気遣いをしてくれるのも魅力の一つ。

    結構有名どころのモデルさん(SNSで他のカメラマンがよくUPしている)が多く、馴染みのモデルさんも何人か参加していることもあって、個人的には敷居はそれほど高くない感じを持っていた。
    どちらかというとクール系に撮りたい感じの撮影会。

    撮影会スタイル

    タイプ クール・セクシー系(1:1)
    撮影場所 スタジオ・ホテル・屋外等(特定のスタジオはなし)
    撮影時間 50分~80分
    金額 7,500円~15,000円(モデル・衣装により変化)

    撮影までの流れ

    Pulchra(プルクラ)撮影会のサイトから、希望の日時・モデルを選択し、ページの一番下の『ご予約フォーム』から、必要事項を入力の上、送信。(衣装に関しては申込み時に希望を伝える)
    撮影会から『日付・場所』がタイトルになった確定メールが届いた時点で予約が完了。

    撮影日当日は、他の撮影会と同じ流れ。
    確定メールに記載された撮影先に行き、受付を済ませば撮影が可能。
    (撮影場所はホテル、スタジオ、屋外と様々で、特定な場所ではないのでチョット注意が必要。)

    撮影時間中、他のカメラマンと使いたい場所が被った場合は、お互い調整して撮影(主催者は一切関知せずという姿勢なので、独占しないように)。
    撮影開始時間の10分前から撮影場所に入れるので、撮影の準備をしてモデルさんを待とう。

    モデル:片桐愛羅 san

    愛羅 クールアンドセクシー ポートレート

    当日撮影させていただいたのは、Twitterでは相互フォロー状態にもかかわらず、撮影自体は初めての「片桐愛羅」さん。

    ツイートからクール・ビューティー・セクシーのどのパターンでも撮影が可能なモデルという事を理解していたので「私服と水着」を依頼したところ、黒い下着に見える水着だったので、モノクロに仕上げてみました。

    プロフィール

    名前 片桐 愛羅
    生年月日 1991年12月4日
    出身地 東京
    血液型 O型
    身長 154 cm
    スリーサイズ B80・W60・H88 cm
    シューズ 23 cm
    Blog amebro
    Twitter @AIRA16655469

    まとめ(感想)

    今回のスタジオは、学芸大学スタジオ。
    3階建ての一軒家スタジオで、個人で借りるには敷居(金額)が高く、使ったことのないスタジオを撮影会で使えるのはとてもありがたい。

    天候の関係もあったが、室内はそれほど明るくなく、Godox AD200ソフトボックスを付けた、いつものライティングで撮影を行った。

    はじめてのスタジオで撮影を行う場合、(仕事でもないので)ロケハンができない事が多い。
    スタジオによっては定常光ライトが使える場合もあるが、スタジオをシェアする場合、必ずしも自分が使えるわけではないので、ストロボの1セットは必ず持参したほうがいいと思う。

    Photo

    愛羅 クールアンドセクシー ポートレート
    愛羅 クールアンドセクシー ポートレート
    愛羅 クールアンドセクシー ポートレート

    撮影モデル

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    セッション撮影会で明るくきれいにモデルを撮る3つの方法 https://myphotostyle.org/session-photo/ Mon, 15 Jul 2019 22:00:52 +0000 https://myphotostyle.org/?page_id=8748 撮影時間の短いセッション撮影会で、いかに明るくきれいに撮影をすればいいか3つの撮影方法を試してみました。

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    最近、SNSでカメラマン募集をしている女性は、モデル撮影会に参加している旨が記載されているのをよく見かけるようになりました。

    特に初参加や撮影会デビューといった経験の浅い女性や、モデル事務所に登録したばかりの女性は、Fresh!撮影会やGarnet撮影会等のセッション撮影会に参加することもあり、見知らぬ女性に一からモデル依頼をするよりも、撮影会に参加して、簡単に相性や好みを確認できるようになったのは非常にありがたいと思います。

    今日はそんなセッション撮影会に参加して女性をきれいに撮影する際に知っておきたい方法のお話です。

    セッション撮影会のサイクルタイムは短い

    セッション撮影会は、自分の撮影時間が1回40秒からと、とても短く、自分の番になってからカメラやストロボの設定をしていると、撮影する時間がなくなってしまいます。(体感的にはちょっと大きめにポーズを変更してもらうだけで交換時間になってしまいます。)

    しかしながら、カメラ任せのオートやプログラムモードで撮影をすると、下の写真のように思いもよらず暗い写真になり写真が使い物にならないことがよく起こります。

    セッション式撮影会できれいにモデルを撮る3つの方法
    サンプル写真は、シャッタースピード優先1/125設定にしてカメラ任せで撮影してみました。
    思った以上に暗いです。(SS 1/125 F4.0 ISO200)
    ISO上限2,000に設定しているのに、なぜかISO200。
    カメラ設定を変えずに撮影を続けると、使えない写真を増産することになりますのでカメラマンがキチンと設定をする必要があります。

    使う機材や設定により変わってきますが、カメラ任せでは撮りたい写真が撮れないという事がご理解いただけると思います。

    明るくきれいにモデルを撮る3つの方法

    モデルさんの肌をきれいに見せる明るめの撮影するには下記の3つの方法が考えられます。

    • 明るい場所で撮影をする。
      モデルさんの立ち位置をスタジオに設置されている定常光ライトの近く来てもらう
    • より明るくなるように露出をプラスに補正をする
    • 光を足す(ストロボ等でフラッシュを当てる)

    あとは、40秒という時間的制限の中でいかに手際よく目的に合った写真を撮ることができるか考えてみましょう。撮影方法に決まった正解はありませんので、自分が納得できれば十分です。

    立ち位置を変える

    最初にモデルさんの立ち位置を定常光ライトの近くにするという点ですが、モデルさんとライトが近すぎるとかなりのクローズアップの写真しかとることができず、全身写真を撮ろうと思ったらライトが写真の中に入ってきてしまいます。(後からレタッチで消すにしても簡単ではありません。)

    そのため、クローズアップ等目的がある場合にしか使えませんが、明るく撮影することができます。

    露出補正で明るめに設定をする

    カメラのメニューから『露出補正』を選び、+方向にメモリを移動させます。
    撮影モードによりますが、
     ・シャッタースピードが遅くなる
     ・絞りが開かれる
     ・ISOが上がる
    のいづれかでカメラに取り込む光の量を多くすることが可能です。

    露出補正のメリットは、カメラ本体で調整ができるので余計な機材を追加することなく明るくすることができる点。
    デメリットは、モデルの顔に露出を合わせる(顔を明るくする)とモデルのみならず、背景も一緒に補正がかかり明るくなりすぎる点です。

    セッション式撮影会できれいにモデルを撮る3つの方法
    1枚目の環境のまま、1段と2/3程露出補正を行い撮影。(SS 1/125 F4.0 ISO640)
    これ位の明るさなら適正露出だと思います。

    クリップオンストロボで天井バウンス

    光が足りない時はストロボを使うのは当たり前の感がありますが、ストロボを直写すると、白とびしたり、影が強く出てしまうなどのデメリットが大きいので、直射しないのがポートレート撮影の常識のように言われています。

    クリップオンストロボの天上バウンスは、背景を白とびさせず、好みにあった色合いを調整することができる事と、スタジオが暗くても好みに合った明るさにすることができます。

    その代り、カメラの他にクリップオンストロボが必要で、カメラ本体が重くなるため、シャッタースピードが遅いと手ぶれや被写体ブレが起こる可能性が高くなります。

    また、撮影位置(被写体とカメラの距離や角度)が変わると光の当たり方が変わるので、明るくなりすぎたり、暗くなりすぎたりしますので、撮影の都度、確認と調整をする必要があります。
    (TTLをつかってもこの辺りは一度撮影して確認をしないと失敗作を連発する可能性があります。)

    尚、大きめのディフューザーを持って来られるカメラマンが時々いるようですが、撮影会のスタッフからNGを出されるようで荷物置き場に所在なく置かれているのをたまに見ます。
    (個人撮影会の場合は、ストロボ、ソフトボックス、アンブレーラー等一式持ち込み可能だそうです。)

    セッション式撮影会できれいにモデルを撮る3つの方法
    1枚目と同じ環境・設定を同じにして、GN60のクリップオンストロボを1/8出力で天上バウンス(SS 1/125 F4.0 ISO200)
    クリップオンストロボの光が加わった分、色温度が変わっていますが明るさは十分適正露出にすることが出来ます。

    クリップオンストロボで天井バウンス+オプション

    クリップオンストロボの天上バウンスは、天井が白く、程よい高さにないと使う事が出来ません。
    実際、撮影場所によっては天井に色がついているとか、天井が高すぎて光が反射して帰ってこないようなスタジオも存在します。

    そこで、クリップオンストロボに小さくついている反射板よりもさらに大き目の反射板をつけて撮影してみました。(下のような格安なものでOK)

    セッション式撮影会できれいにモデルを撮る3つの方法
    3枚目と同じ環境・(カメラ・ストロボともに)設定で、ストロボにシルバーホワイト反射板をつけて撮影。
    3枚目よりも光がより強くモデルさんに当たっており、値段の割に思った以上の効果がありました。

    まとめ

    今回の試撮りで、背景が白壁など、白とびをしても問題がない場合は、露出補正。
    背景の色合いをしっかり残したい場合は、背景に露出を合わせてモデルをストロボで明るくするという従来通りのパターンがおススメです。

    しかし、40秒の中でそこまでの設定を行うことは難しいのが実状ですので、自分の順番になる前にしっかりと調整をしておいた方がいいでしょう。
    自分は露出補正をメインに行い、(必要があれば)RAW現像の時に全体の色合いを調整するようにしています。

    本来、セッション撮影会は、色々なモデルさんと気軽に楽しく話して写真を撮り、『もう少し撮りたいと思ったら個人撮影に参加してね。』という顔見せが目的の撮影会です(多分)。

    運営会社は、時間的にも、環境的にも、宣材写真や作品撮り等のクオリティが高い撮影を行うことを目的としていません。

    しかし、そんな環境の中、少しでもきれいに、可愛く写真を撮りたいと思うのは、参加しているカメラマン全員に共通している思いではないでしょうか。(それにモデルさんも写真欲しがるしね~。)

    今回の撮影比較は、参加カメラマンの参考として、自分の撮りやすい方法を探してしてもらえればいいと思います。

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    セクシーな撮影をしたいカメラマン向け?!シルバーローズスタジオ撮影会に参加してみた https://myphotostyle.org/fururu/ Wed, 08 Aug 2018 04:50:39 +0000 https://myphotostyle.org/?p=8797 知合いのモデルさんが登録したシルバーローズスタジオ撮影会に参加してみたので、撮影会詳細とその時撮影した写真をご紹介。

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    最近、外見の優れた女性はほとんど撮影会に登録しているのか?
    と思えるほど、色々な撮影会に登録する女性が多い。
    実際、以前撮影をしていたモデルさんが、「登録しました」と撮影会デビューした連絡が時々来る。

    そんな一例で、今回はフルール撮影会に登録したモデルさんがいたので、どんな撮影会なのか誘われて参加してみた。(現在はシルバーローズ撮影会に改名)

    シルバーローズスタジオ撮影会

    Screenshot of cospattssu.com

     

    (参加したときはフルール撮影会でしたが、改名されましたので修正しました。)

    登録モデルさんを見ると、コスプレをしている方が多いように見受けられるが、目を引くのが各撮影会の詳細ページで見ることができる撮影可能な衣装一覧。

    モデルによって若干違いはあるが、普通の水着を筆頭にfeastやparfaiteといった可愛い系の下着や、うしじまいい肉ブランドPredatorRatやレザーランジェリーもOKとなっている。
    セクシー系というよりフェチ系といったほうがいいかもしれないラインナップだ。

    スタジオは一軒家がそのままスタジオになっており、2階がキッチン兼受付窓口。
    1階がクール系で、3・4階が可愛いタイプになっており、衣装とのバランスが考えられている。

    撮影スタイルは、1:1の個人撮影。
    申込みをしたモデルさんと、撮影時間中ゆっくりと撮影ができるスタイルだ。

    撮影会スタイル

    タイプ アイドル・グラビア系(1:1)
    撮影場所 シルバーローズスタジオ
     東京都目黒区青葉台4-6-10
    撮影時間 55分
    金額 8,000円~15,000円(モデル・衣装により変化)

    撮影までの流れ

    フルール撮影会のサイトから、希望の日時・モデルを選択すると、撮影可能な衣装一覧が掲載されている。
    ページの一番下に『ご予約フォーム』があるので、必要事項を入力の上、送信。(衣装に関しては申込み時に希望を伝える)
    撮影会から『日付・モデル名』がタイトルになった確定メールが届いた時点で予約が完了する。

    撮影日当日、スタジオに行き、受付を済ませば撮影が可能。
    撮影時間中、使いたい部屋が他のカメラマンと被った場合は、撮影開始前に主催者と他のカメラマンと相談して決める。

    撮影開始時間の1時間前からスタジオに入れるとのことなので、30分位前までには到着して、撮影場所の確認等を済ませた方がいいと思う。

    撮影時間になると、モデルさんが指定した部屋に来るので、撮影を始めよう。

    モデル:くるみ san

    くるみ フルール撮影会

    当日撮影させていただいた「くるみ」さん。

    今回の衣装は、他の撮影会で見た事のなかったレザーランジェリー。
    フルール撮影会では4種類のレザーランジェリーを選ぶことが出来るが(詳細は撮影会ページで)、今回依頼したのはレザーランジェリーA+コルセット。
    前半はコルセット有で、後半は外してもらった。

    かなり余裕をみていたにも関わらず、スタジオの場所がわからず、開始時間ギリギリに到着したので、スタジオ内部を軽く見せてもらった後、衣装とのバランスを考えて、クール系に撮れる1階で撮影することにした。

    くるみ フルール撮影会
    くるみ フルール撮影会
    くるみ フルール撮影会
    くるみ フルール撮影会

    くるみ フルール撮影会
    くるみ フルール撮影会

     

    撮影DATA

    Model くるみ
    Twitter @GALAXY29_
    Camera SONY α7Ⅱ
    Lens Zeiss Batis 2/25
    SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
    撮影会 シルバーローズスタジオ(フルール)撮影会

    まとめ

    フルール撮影会1階

    撮影開始と同時にモデルさんがタイマーを作動させるので、時間内は好きなように撮影ができるシステム。

    途中で部屋を変わる場合、移動5分前と移動時間に主催者が声掛けをしてくれる。

    機材については、カメラ・ストロボ等持込は自由との事。
    各部屋に定常光のライトスタンドが1~2台置いてあるが、これだけで部屋全体を明るく撮影することは難しい。
    出来れば自分の(クリップオン)ストロボを数台持っていった方がいいだろう。

    今回はレザーの質感を出したかったので、スタジオに備え付けのライトスタンドを2台組合わせて、少し暗めのムードのある感じのライティングを組んだ。
    小麦色の肌が艶っぽく表現できたと思う。

    撮影モデル

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    TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXD(Model:A062S)で撮るポートレート https://myphotostyle.org/tamron-a062s/ Tue, 19 Apr 2022 22:00:47 +0000 https://myphotostyle.org/?p=11945 広角的なポートレートを撮るために、TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXD(Model:A062S)の特徴・仕様をご紹介。ポートレートの画角比較とサンプルをご紹介しています。

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    イメージ通りの写真を撮る時にかかせないのが目的に合ったレンズです。
    レンズを変えることで表現の幅が広がるのがレンズ交換式カメラの魅力であり、レンズ1本1本に特徴や味があり、『沼』と言われるくらい奥の深いこのトピック。

    実際、色々なレンズを使ってみたいと思っても

    ・レンズの表現力は?
    ・レンズの使い勝手は?
    ・自分の撮りたいイメージに合ってるの?
    ・購入する価値はあるの?

    と、カメラやレンズは実際に使ってみないとわからない事ばかりです。

    試しに買って、イメージに合わなければ即売りする猛者もいるようですが、安い買い物ではありませんし、家族にバレたらまずい。という環境の方も多いはず。

    そこで、

    ・広角レンズに興味がある
    ・軽いレンズを探している
    ・サードパーティーにこだわりがない

    方にはぴったりなTAMRON (タムロン) 20-40mm F2.8 DiIII VXD(Model:A062S)を実際に購入して半年間実際に使い続けている管理人が丁寧に解説していきます。
    最近では、スタジオ撮影の時は、このレンズと単焦点1本しか持って行かないほど重宝しています。

    TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXDについて

    TAMRON (タムロン) 20-40mm F2.8 DiIII VXD / Model A062S

    『TAMRON (タムロン) 20-40mm F2.8 Di III VXD』は、タムロンが2022年10月27日に発売したSONY Eマウント用の大口径広角ズームレンズです。

    このレンズは超広角20mmから始まり、標準域の40mmまでをカバーしているため、24mm開始の標準ズームレンズより広範な撮影シーンに対応することができます。

    メーカーはムービーでの自撮りユーザー(VLOGER)がターゲットのようですが、自分は屋内でのポートレートに使う事を目的に情報を仕入れた時点で予約を入れました。

    レンズの特徴

    • 広角側が20mmからと一般の標準レンズ寄りは広角レンズ寄り
    • F2.8通しズーム
    • 質量365gで軽量
    • 最短撮影距離 0.17m (WIDE) / 0.29m (TELE)と近接撮影が可能

    20-40mm F2.8 DiIII VXDの特徴の一つは、優れた描写力と高い解像力。
    光学設計の優れた構造により、画像の隅々までクリアで鮮明な描写を実現しており、非球面レンズや異常分散レンズの採用により、色収差や歪曲などの光学的な問題を最小限に抑えています。

    さらに、コンパクトで軽量なボディデザインが特徴であり、携帯性を重視した設計がされており、持運びが楽なので、旅行や日常の撮影においてもストレスなく使用することができます。

    仕様と性能

    20-40mm F2.8 DiIII VXDは、レンズ名からわかる方も多いと思いますが、絞り値F2.8通しの大口径レンズな上、最短撮影距離ワイド端17mm、テレ端29mmという近接撮影性能も持っています。これにより、被写体に近づいての撮影やマクロ撮影が可能となります。

    人物撮影がメインの管理人はそこまで寄ることはないのですが、ヘアスタイルやアクセサリの部分アップを撮る場合には重宝しています。

    また、静音かつ高速な自動フォーカス機構(VXD)を搭載しており、スムーズなフォーカス操作が実現されますので、動体や移動する被写体を追いかけながらの撮影でも高いパフォーマンスを発揮します。

    モデル名 TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD
    焦点距離 20-40mm
    明るさ F2.8
    レンズ構成 11群12枚
    絞り羽根 9枚(円形絞り)
    最短撮影距離 0.17m(ワイド端)/0.29m(テレ端)
    最大撮影倍率 1:3.8(ワイド端)/1:5.1(テレ端)
    最初絞り F22
    手ぶれ補正効果 無(ボディ側対応)
    フィルター径 φ67mm
    最大径 φ74.4mm
    長さ 86.5mm
    質量 365g

    簡単にまとめると

    長所

    • 小型軽量なF2.8ズーム
    • 高速かつ静かなAF
    • 防塵防滴
    • フッ素コーティング

    短所

    • ズームレンジが狭い
    • 手振れ補正なし

    という感じになります。

    比較レンズ SONY FE20-70mm F4G

    2023年2月10日に本家SONYからズーム域開始20mmのレンズが発売になりました。
    既に自分はTAMRONを購入してしまっていたので今回は購入を見送りましたが、TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXDの対抗馬になるレンズです。

    ズーム域と露出値が異なりますので、重さや金額は比較対象としては難しいですが、これから購入を検討している方には選択肢が広がってありがたいです。

      TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD SONY FE20-70mm F4G
    焦点距離(mm) 20-40mm 20-70mm
    解放絞り(F値) F2.8 F4
    最短撮影距離(m) 0.17m 0.3m
    フィルター径(mm) 67 72
    レンズ内手ブレ補正
    寸法(mm) 74.4×86.5 78.7×99
    重さ(g) 365 488
    価格 87,170円 166,320円

    (※価格は2023年4月末現在)

    ポートレートで使うTAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXD

    TAMRON 20-40mmF2.8 DiIII VXD 20mmTAMRON 20-40mmF2.8 DiIII VXD 20mm

    標準ズームレンズの場合24mmから始まることが多いですが、TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXDの最大のポイントは20mm広角が使えることで、若干4mmの差ですがかなりイメージが変わってきます。

    屋外で風景を多めに入れたい場合や、スタジオで広めに撮影したい場合に力を発揮するのは間違いないでしょう。

    同じ場所から撮影して、20-40mm F2.8 DiIII VXDの20mm画角と24mm画角を比較してみました。

    実際にレンズの販売価格が安くても、クオリティが悪ければ意味がありませんので、ちゃんみーさんに協力してもらい、東京丸の内でサンプル撮影です。

    TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXD サンプル

    屋外でこのレンズを使うと、広すぎてターゲットがぼやけることが多いですが、日の丸構図で撮影すると横向きでも全身を入れられるので風景に溶け込んだ撮影をしたい場合に向いています。

    TAMRON 20-40mm F2.8 DiIII VXD サンプル

    40mmで撮影した場合。
    40mmは意外と面白い画角で、35mmより狭く、50mmより広く写すことができるので、実際の目線にかなり近い撮影が可能です。
    本レンズの場合、35mmでも撮影できるので、35mm好きな管理人はいう事ありません。

    まとめ

    本レンズは単焦点レンズ1本並みに軽いので、常備レンズとして使いやすいのですが、

    • レンズ内に手ブレ補正機能が入っていない
    • ズームレンジが狭い

    という短所も持ち合わせています。

    完璧なレンズというものは存在しませんので、手振れ補正については、カメラ本体に手ブレ補正がついているカメラを使うことで解決できます。

    また、ズームレンジが狭い点につきましては、最悪クロップ撮影することで換算60mmまで伸ばすことができます(撮影後トリミングしても同じ効果になります)ので、実際に使う分にはそれほど困らないでしょう。

    24mmと35mm単焦点を2本持って行くよりも小型・軽量なため、自分はスチール専用で使っていますが、

    • ムービーを撮るカメラマン
    • VLOGER
    • スタジオカメラマン
    • 風景写真カメラマン

    には最適なレンズがと感じる1本です。

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    ポートレート撮影のプロが教える!スマホで撮る美しい人物写真のテクニック https://myphotostyle.org/compare_smaho/ Wed, 05 Jul 2017 03:00:03 +0000 https://myphotostyle.org/?p=6693 スマホでポートレートを撮るためのポイントとテクニックをご紹介!実際に撮った写真をデジカメと比較しています。

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    スマートフォンが普及して以降、多くの人々が手軽にカメラを持ち歩き、日々の生活を写真に残すことができるようになりました。
    その中でも、人物を撮影する「ポートレート写真」は、人気が高く、特にSNSなどでの共有が盛んです。

    しかし、スマートフォンでポートレート写真を撮ることは、一見簡単そうでも、実は難しいもので、ライティングや構図、被写体の表情やポーズなど、多くの要素が絡み合い、上手く撮影するには技術とセンスが必要です。

    そこで、本記事では、「ポートレート スマホ」で検索されるユーザーが最も知りたいことや悩んでいることを解決するため、プロのカメラマンが教えるスマートフォンでのポートレート撮影のコツやテクニックを紹介します。
    スマートフォンでもプロのような美しいポートレート写真を撮るためのノウハウを、ぜひこの記事で学んでみてください。

    スマホでポートレート写真を撮る前に抑えておくべき基本知識

    スマホでポートレート写真を撮るためには、まずは基本知識を抑えておく必要があります。以下では、スマホカメラの基本機能の使い方と、ポートレート写真の基本的な撮影テクニックについて解説します。

    スマホカメラの基本機能の使い方

    スマホのカメラは、撮影モードや設定方法によって様々な表情を撮影することができます。まずは、以下の基本機能の使い方をマスターしておきましょう。

    ・オートモード:撮影モードの中で一番基本的なもので、カメラが自動的に設定を調整して最適な撮影環境を作り出します。シンプルな操作で、手軽に美しいポートレート写真を撮影することができます。

    ・手動モード:露出やシャッタースピード、ISO感度などを自分で設定することができるモードです。自分好みの撮影条件を設定して、自由な発想で撮影することができます。

    ・フラッシュ:暗い場所での撮影や、モデルの表情を明るく浮かび上がらせるために使用することができます。ただし、フラッシュを使う場合は、モデルに負担をかけてしまうこともあるため、注意が必要です。

    ポートレート写真の基本的な撮影テクニック

    ポートレート写真を撮る際には、以下の基本的な撮影テクニックを抑えておくことが大切です。

    ・焦点距離:スマホカメラのレンズの焦点距離は、一般的に28mm〜35mm相当となっています。これは撮影対象の顔に近づきすぎないようにするためで、遠目から撮影するように心がけましょう。

    ・背景:ポートレート写真では、モデルの表情を引き立てるような背景を選ぶことが大切です。人工的な背景よりも、自然な背景を選ぶことで、ポートレート写真に自然な雰囲気を与えることができます。

    ・ライティング:ライティングは、ポートレート写真の雰囲気や表情を左右する重要な要素です。スマホのフラッシュや、周囲の光を活用して、適切な明るさを出すようにしましょう。また、ライティングの方向によっても表情が変わるため、様々な角度から撮影してみると良いでしょう。

    ・ポーズ:ポートレート写真でモデルがとるポーズは、その人の個性や魅力を引き出す重要な要素です。自然な表情やポーズを引き出すためには、撮影前にコミュニケーションを取り、リラックスさせることが大切です。

    以上が、スマホでポートレート写真を撮るために抑えておくべき基本知識です。スマホカメラの使い方やポートレート写真の撮影テクニックをマスターして、美しいポートレート写真を撮影してみましょう。

    スマホカメラでポートレート写真を撮影するための具体的なテクニック

    上項では、スマホでポートレート写真を撮る前に抑えておくべき基本知識についてご紹介しました。今回は、より具体的な撮影テクニックについてご説明します。

    ポーズや表情のコツ

    ポートレート写真でのモデルのポーズや表情は、その人の魅力を引き出すために非常に重要です。ポーズに関しては、リラックスさせることが大切です。カメラに向かって真正面に立たせるのではなく、少し斜めにしたり、体をひねったりすると自然な表情になります。また、手や足の位置を変えることでバランスをとることもポイントです。

    表情については、笑顔だけでなく、真剣な表情やちょっとした表情も撮ってみると良いでしょう。また、目線をカメラに向けるのではなく、周囲に向けることで、より自然な表情を引き出すことができます。

    照明テクニック

    照明はポートレート写真で非常に重要な要素です。自然光を活用する場合は、朝や夕方の柔らかな光がおすすめです。直射日光は、モデルの顔に強い陰影を作るため、避けた方が良いでしょう。室内の場合は、窓からの光を利用することで、柔らかな光を作ることができます。

    小道具やグッズの活用法

    小道具やグッズを使うことで、ポートレート写真の雰囲気を変えることができます。例えば、帽子やサングラス、アクセサリーを使うことで、おしゃれな雰囲気を作ることができます。また、背景を変えたり、モノクロームにしたりすることで、より印象的なポートレート写真を撮影することができます。

    スマホカメラで撮影したポートレート写真を美しく仕上げる方法

    スマホカメラで撮影したポートレート写真は、編集アプリを使って美しく仕上げることができます。編集アプリを使うことで、色味や明暗、コントラストなどの調整や、ボケ味の追加などが可能になります。ここでは、編集アプリの使い方と、編集時に注意すべきポイントについて紹介します。

    編集アプリの使い方

    スマホで使える編集アプリは数多くありますが、代表的なものとしては「Snapseed」「VSCO」「Lightroom Mobile」などがあります。これらのアプリは、ダウンロードしてインストールすることで利用することができます。編集アプリを使う際には、まずは撮影した写真をアプリに読み込ませます。次に、各種調整ツールを使って、色味や明暗、コントラスト、シャープネスなどを調整し、好みの仕上がりにすることができます。

    編集アプリの使い方

    スマホで使える編集アプリは数多くありますが、代表的なものとしては「Snapseed」「VSCO」「Lightroom Mobile」などがあります。これらのアプリは、ダウンロードしてインストールすることで利用することができます。編集アプリを使う際には、まずは撮影した写真をアプリに読み込ませます。次に、各種調整ツールを使って、色味や明暗、コントラスト、シャープネスなどを調整し、好みの仕上がりにすることができます。

    編集時に注意すべきポイント

    編集時には、以下の点に注意することで、より写真をきれいに魅せることができます。

    ・自然な仕上がりにすること
    写真を編集する際には、自然な仕上がりを目指すことが重要です。顔色を調整しすぎたり、目や口元の質感を消してしまうと、不自然な印象を与えてしまいます。また、ボケ味を追加する際にも、自然な仕上がりにすることが大切です。

    ・細かい調整をすること
    ポートレート写真は、人物の表情や雰囲気が写真の魅力となります。そのため、顔色や明暗などの細かい調整をすることが大切です。ただし、あまりにも細かく調整しすぎると、不自然な印象を与えてしまうこともあるため、適度な調整が必要です。

    ・編集によって写真の良さを引き出すこと
    編集によって、写真の良さを引き出すことができます。例えば、ポートレート写真は背景がボケていることが多いため、背景を強調することで、写真全体の印象を変えることができます。また、編集時に注意すべきポイントとして、過剰な修正や加工は避けることが大切です。肌の質感や自然な色合いを保つためにも、少しの修正にとどめ、できる限り自然な仕上がりを目指しましょう。

    さらに、撮影時に意識していた構図やポーズなどを活かし、編集時にもそれを意識することが重要です。例えば、顔の向きや角度を微調整したり、背景の明るさや色調を調整したりすることで、より美しい仕上がりになります。

    編集アプリの選び方も大切なポイントです。簡単に使えるものからプロ並みの機能を持つものまで様々ありますが、自分に合ったものを選ぶことが肝心です。また、アプリを使いこなすためには練習が必要ですので、実際に写真を編集してみることをおすすめします。

    以上が、スマホで撮影したポートレート写真を美しく仕上げる方法についての基本知識です。編集アプリの使い方や編集時の注意点を意識することで、より美しい仕上がりの写真を撮影することができます。

    デジタルカメラとスマホの写真を比べてみる

    さて、ここからがポートレートカメラマンとしての真骨頂なのですが、実際にスマホで撮影したポートレートとデジタルカメラ(一眼やミラーレス)で撮影した写真に違いはあるのでしょうか?

    屋外で撮影したポートレート

    屋外でデジタルカメラとスマホの撮り比べをしてみましょう。
    本サイトではポートレートがメインですので、あくまで被写体は女性、被写体と背景の距離を稼ぐことの出来る東京駅丸の内中央での撮影してみました。

    デジカメとスマホの写真の違い

    スマホを使った写真サンプル

     

    デジカメとスマホの写真の違い

    SONYα6000+Batis1.8/85で撮影した写真サンプル

    同じ位置から撮影したにも関わらず、背景のボケ方がまるっきり違います。
    スマホもズーム機能を使い、同じような画角になるように調整をし、スマホはオート(SS:1/1637、f2.2、ISO:25)、デジカメは絞り優先(SS:1/400、f1.8、ISO:100)で撮影をしています。

    屋内で撮影したポートレート

    屋内でデジタルカメラとスマホの撮り比べをしてみましょう。
    屋外と屋内の違いを強調したかったという事もありますが、白ホリスタジオでオーディション写真を撮った後に、バックペーパーを使い撮影をしてみました。

    デジカメとスマホの写真の違い

    スマホを使った写真サンプル

     

    デジカメとスマホの写真の違い

    Canon EOS5DMarkⅢ+EF24-105IS USMで撮影した写真サンプル

    室内で撮影をすると、屋外のような背景のボケが無いため、ほとんど差を感じません。最近のオーディションに提出する写真がスマホで撮影した写真でも認められるようになってきたことにも納得がいきます。
    屋外と同じように、スマホもズーム機能を使い同じような画角で、スマホはオート(SS:1/40、f2.2、ISO:32)デジカメはマニュアルモード(SS1/125、f5.6、ISO200)で撮影をしています。

    デジタルカメラとスマホで撮影した写真の違い

    ポートレートの撮り方は同じようにしていても、実際に出来上がった写真を見ると、やはりデジタルカメラに軍配が上がりそうです。
    実際にデジタルカメラとスマホで撮影した写真の違いを考えてみます。

    保存データクオリティの違い

     今回撮影に使用した写真は
    ・SONY α6000:6000×4000px 300dpi(RAW)
    ・Canon EOS5D MarkⅢ:5760×3840px 300dpi(RAW)
    ・Apple iPhone6 Plusで、4032×3024px 72dpi(jpeg)
    が元データとなり、RAWデータは、Adobe PhotoShop Lightroom CCにて現像をしています。

    データとしての大きさはそれほど遜色がありませんが、デジカメとiPhoneではデータの密度(dpi)が全然違う事がわかります。写真を見比べていただいても、iphoneの写真の方がのっぺりしているように感じないでしょうか?

    もちろん、デジカメの場合、JPEG形式にて保存する(RAW形式を選ばない)事も可能ですが、RAW形式で保存することにより、後日補正や修正等自由に加工できる自由度を放棄する必要はまったくと言っていいほど感じません。

    使うレンズの違い

    今回撮影に使用したiPhone 6 Plusで使われているレンズは、4.15mm F2.2(35mm換算29mm)だそうです。
    (参考:iPhone 6・iPhone 6 PlusのiSightカメラレンズはiPhone 5sと同仕様、FaceTimeカメラは性能アップ
    明るいレンズと言えるでしょうが、個人的にはお世辞にもいいレンズとは言えないと思います。

    デジカメのレンズはレンズ交換が可能なため、広角から望遠、明るいレンズから暗いレンズまで、利用者の好みで自由に変えることで、背景ボケの度合いや写真のディティールまで表現する事が出来ます。

    結論

    実際にスマホの写真をみて、デジカメを買う必要はないな。と感じた方もいらっしゃるかと思います。

    写真を撮る目的は、ポートレートを撮影するだけではなく、メモとして利用したり、サイトやSNSで状況説明のために使う事も少なくありませんので、そういう場合は普段から持ち歩いているスマホの写真でもよろしいのではないでしょうか。

    実際に自分もメモの代わりに写真を撮る時はスマホで撮影(コンデジは使わなくなりました)をしています。

    上記に掲載したようにサイトやSNSで写真を使う分にはそれほど画質の差が表れてきませんが、データを100%表示にして見比べると、スマホのデータは粒子が荒く、レタッチや素材パーツとして再利用する場合、クオリティの点で疑問がかなり残ります。

    (自分は利用したことがありませんが)フォトブックのためにデジカメデータとスマホデータを併用すると、印刷結果に明らかな差があると聞いた事がありますし、個人的に仕事で印刷用の写真データをよく扱いますが、その時にもクオリティの差をはっきりと感じますので、少なくとも今の段階では、デジカメの方に一日の長があるという感じでしょう。

    個人的には、将来に残す必要がある旅行や家族等の記念写真や、印刷を前提とする写真を撮る場合は、できるだけクオリティの高いレンズを使ったデジカメでRAW形式にて撮影することをお奨めしていますが、あくまで撮影後のデータでの話であり、写真を上手に撮るという点においてテクニックは共通と考えています。

    是非、ここでご紹介している点を理解して、いい写真を記念としても残してもらえればうれしいです。

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    ポートレートモデル・被写体さん募集しています! https://myphotostyle.org/recruitment_model/ Wed, 01 Jan 2020 00:00:54 +0000 http://myphotostyle.org/?p=3442 MyPhotoStyleでは被写体・モデルとして協力していただける女性を随時募集していますので、ポートレート写真に興味があるのでモデルをやってみたいという方、写真が欲しい(必要な)方、現在モデル活動を行っていてアピールしたい方はお気軽にご連絡ください。(初心者、経験者問いません)

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    撮影モデルとしてご協力いただける女性モデル希望の方を募集しています。

    ポートレートに興味があるのでモデルをやってみたいという方、写真が欲しい(必要な)方、現在モデル活動を行っていてアピールしたい方はお気軽にご連絡ください。(初心者、経験者問いません)

    事務所やプロダクションに所属していない方ももちろん歓迎します。
    (事務所などに所属している方に関しましては、事務所の承諾を事前にお取りください。)

    otel 私服ポートレート
    東京丸の内での撮影
    Carl Zeiss Batis 1.8/85

    ご参加いただきたい方

    • (初回に)東京丸の内もしくは原宿までお越しいただける方
    • 現在16歳以上35歳位までの女性(未成年の方は保護者の許可を得てからお願いします。)
    • 写真の公開が可能な方(必要な場合公開前に確認します)
    • 写真や芸能関連で仕事をされている方・希望されている方
    • 日本語でコミュニケーションをとれる方(国籍は問いません)
    • このページに記載しているすべての内容に同意いただける方

    撮影場所と日時について

    今年に入り(誠に勝手ながら)仕事等の関係上、撮影日時と場所を限定させていただいております。
    1日2名様迄(午前・午後で各1名)

    場所:東京丸の内周辺もしくは原宿(代々木公園)
    日時:土曜日 10時〜16時までの間で1~2時間程度
    雨天時:スケジュールを再調整

    当日の衣装とメイクについて

    当日の衣装・メイクにつきましては、モデルさんご自身にお願いしております。
    屋外で撮影の場合、衣装は1種類が原則ですが、羽織るものや帽子、眼鏡等小物があると作風が増えてありがたいです。(新たにご購入されても費用のお支払いはできませんのでご注意ください。)
    ご自身が綺麗に写れると思う衣装でお越しください。

    撮影データのお渡しについて

    1200×800pxのJPEGデータを
    ・LINEアルバム
    ・DropBox共有
    ・圧縮の上、ファイル転送サービス(主にGigafaile便)
    のいづれかを使い、1週間以内にお渡ししています。
    (一般的な露出補正・色調補正等は行いますが、1枚1枚のレタッチは行いません。)

    撮影した写真については非商用に限り自由にご利用ください。(個人のSNSやブログ等)
    また、商用利用をご希望の場合は有償にて撮影を承りますのでお問合せください。

    ご注意事項と免責事項

    一般的な事しか記載しておりませんが、撮影のお申込みをいただく前に再度ご確認ください。

  • 撮影時におけるギャランティー、交通費、宿泊費等の支給はございません。(撮影に必要な費用はこちらで負担させていただきます。)
  • オーディション提出用の写真の撮影はございません。(プロフィール・宣材写真は有償でお受けします。)
  • 本サイト並びにSNSにおいて写真の公開をさせていただける方のみとさせていただきます。
  • お約束が終了する前に連絡がとれなくなった場合はキャンセル扱いとさせていただきます。
  • 当日ドタキャン・遅刻をしないなど、一般常識を守れる方のみとさせていただきます。
      お約束後、都合が悪くなった場合は、前日までに必ずその旨ご連絡ください。
  • ポートレート撮影に伴って生じたいかなる損失や損害、トラブル等については、当方は一切の責任を負いません。
  • 撮影中のケガ、事故などについても一切の責任が負いかねますので、十分に注意した行動をお願いします。
    仕事と同レベルの写真撮影をさせていただきますが、撮影した写真等にご満足いただけない場合や、カメラトラブル等で撮影ができなかった場合におきましても、交通費を含めていかなる費用も負担いたしません。

    お問合せ・お申込みはこちらから

    撮影の打合せは、TwitterもしくはInstagramのDMで行っております。
    また、ご質問はお気軽にどうぞ。

    TwitterID:yogi01969

    Instagram ID:yogi_portrait

    公開日:2010年7月15日

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    TTLを使って簡単ストロボ撮影 https://myphotostyle.org/about-ttl/ Sat, 09 Oct 2021 22:00:47 +0000 https://myphotostyle.org/?p=10995 クリップオンストロボに搭載されているTTLの特徴と使った方がいいタイミングをご紹介しています。

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    クリップオンストロボを選択する際に、『TTLが使える方がいいよ』という話を聞くことがあるかもしれません。

    最近ではほとんどのクリップオンストロボでTTLが使えるようになってきましたが、その分、カメラと同じメーカーのストロボを選んだり、サードパーティーストロボでは使用カメラ用のクリップオンストロボを選択しなければならないことにもつながってきます。

    TTLが使える方がいいのはわかりますが、こだわるほどの必要性があるのか。
    今回はストロボに搭載されているTTLについて深掘りしてみましょう。

    TTLについて

    最初に、TTLはThrough The Lensの頭文字をとったもので、文字通り(カメラについている)レンズを通った光をカメラ内の調光センサーが計測してストロボの発光量を決める機能をいいます。

    カメラをオートで撮影するのと同様、撮影状況に合わせてストロボが自動発光してくれるので、ストロボを使うのがかなり容易になります。

    しかしながら、各カメラメーカーによって呼称が変わり、例えばCanonならE-TTL、Nikonならi-TTL、SonyならTTLとなりますが、基本は同じ自動調光機能です。

    最近では、カメラに取付けたコマンダーとリンクすることで、モノブロックストロボでもTTLが使えるようになっており、クリップオンストロボ専用機能とは言えなくなっています。

    TTLの仕組みについて

    撮影時、シャッターを押し切る直前にストロボがプレ発光(観測用の発光)をして被写体に弱い光を当て、跳ね返ってきた光を「カメラのレンズを通して測光」し、シャッターが切れる際のパワー(発光量)を決定します。
    ここまでの動作を、撮影の都度行っています。

    そのため、撮影距離が変わったり、絞り値やISO感度を変更しても、常に標準露出で撮れるようにストロボ光が自動調光されるのが最大のポイントです。

    TTLの使い分け

    TTLは便利な機能とはいえ、写真を撮る時の状況によってはメリットにもデメリットにもなりますので、経験や状況による使い分けをすると、よりいい写真を撮ることが可能です。

    TTLを使うメリット

    • 初心者でもストロボを使った撮影ができる
    • 環境が変わっても自動設定してくれるのでストロボを意識しなくても撮影ができる

    ストロボを使った撮影は、通常の撮影に加え『ストロボの光量』と設定する事項が一つ増えることになり、撮影が難しくなるので、慣れない内は失敗することも多くなりますが、TTLを使うことで通常の撮影と同じ感覚で撮影ができるようになります。

    TTLを使うデメリット

    • TTLはカメラとストロボの性能や組合せによっては利用ができない
    • TTLは自動設定のため、どのくらいの光量を使っているか判断ができない
    • 撮影ごとに環境光を測定するため、シャッターを押せるタイミングが通常より遅くなる
    • 撮影ごとに設定が変わるため、後の現像時に設定を一括でコピーすることができない

    記念写真のように1ヶ所数枚の写真撮影であれば問題はありませんが、同じ場所で何十枚も連続して写真を撮るポートレート撮影の場合、撮影設定が統一化できないという欠点があります。

    TTLを使えばどんな状況でも撮影できるか

    TTLはどんな状況でも使えるのか?という疑問につきましては、『使用するストロボ次第』というのが回答です。
    使うストロボがハイスピードシンクロに対応していれば、どんなシャッタースピードでも使うことができますので、どんな状況でも使えます。

    カメラとストロボのメーカーが異なりTTL対応でない場合、例えばCanonのカメラにNikonのストロボをつけた場合、(一般的な機種の場合は)シャッタースピードの上限が1/250で抑えられてしまいます。

    室内の場合、シャッタースピードの上限が1/250でも困ることはないのですが、屋外で、しかも夏場だとしたら、白飛び写真を連発してしまいますよね。
    特に、カメラの撮影モードが、プログラム・露出優先になっていると起こりやすいです。
    (日中シンクロでもしない場合、ストロボ使うか疑問ですが)

    ストロボを使うとうまく撮影できないという方が多い原因は、カメラとストロボのシンクロスピードの関係を知らないためです。

    前述の通り、ハイスピードシンクロ対応のストロボを使わない限り、ストロボを付けることで、撮影時のシャッタースピードが規制されてしまい、カメラが調光した設定で撮影ができない関係上、白飛び(真っ白)になってしまうことが起こります。

    この辺りはカメラとストロボのシンクロスピードが関係してくるのですが、シンクロスピードについては『ストロボを使うカメラマンは要注意!シャッター速度を制限するシンクロスピードとは』で詳しくご紹介していますので、ストロボがうまく使えないと思った場合は目を通してみてください。

    ここで知っていただきたいのは、TTLを使うためには使用するカメラに対応したストロボを使う必要があるという点です。

    まとめ

    ストロボのTTLは便利な機能なので、使いこなすことができれば撮影の強力なサポートをしてくれます。
    逆に、機械任せの部分があるので、こだわりを持った撮影の時には逆に足を引っ張ることもあり得ます。

    カメラをオート、ストロボをTTL設定で試しに何枚か撮影した後、写真のexifデータ(撮影設定)を確認してみると、シャッタースピードやISOが微妙に変化していることに気づくでしょう。

    • 撮影設定を気にしない写真初心者~初級者
    • 写真を撮る時に細かい事を考えたくない(気にしない)方
    • 写真を撮って出しで使う方

    にとってはかなり助かる機能なのは間違いがありませんので、積極的に使ってみてはいかがでしょう。

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    身体的な美脚と美脚ポートレートの違いとは? https://myphotostyle.org/about-beautiful-legs/ Thu, 10 Nov 2022 22:00:06 +0000 https://myphotostyle.org/?p=12033 美脚の特徴と美脚ポートレートを撮る上での美脚の違いと撮る時のポイントをご紹介。

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    美脚な女性って素敵ですよね。
    自分は脚フェチではないと思いますが、撮影時にモデルさんに『脚フェチ?』と聞かれることがある位、美脚に写真を撮るように心がけています。

    でも、美脚って直感的な部分が強く、具体的な基準を持っていなかったので、『美脚』を理解することから始めてみました。

    身体的な美脚とは

    一般的に美脚の条件は次の2点と言われています。

    1. 直立したときに、左右の太もも・ふくらはぎ・ひざ・足首の4か所がつくこと。
    2. 太もも:ふくらはぎ:足首のバランスが、5:3:2(美脚の黄金比率と言われているらしい)

    つまり、脚の比率の問題で脚の長さや何頭身かは関係がないということです。

    実際、美脚な写真は撮り方で変わりますが、身体的な美脚は変えようがありませんので、モデル依存がかなり高くなり、ファッションショーでもモデル選びが重要になってくるわけです。

    受託撮影で既にモデルが決まっている場合は選択権がありませんが、カメラマンが独自に美脚ポートレートを撮りたい場合、撮影テクニックを向上させることも大切ですが、美脚モデルを選ぶことも大切です。

    美脚ポートレートとは

    岸谷知果 水着ポートレート

    美脚ポートレートとは、上記の身体的な条件を満たしていなくても、撮影された写真を見た人達が『このモデルは脚がきれい』と思ってもらえるポートレート写真の事だと考えます。

    実際問題、モデル・被写体志望女性の脚が全て身体的な美脚を持っているわけではありませんし、写真で表現できるとも限りません。
    また、上記の身体的条件を満たしていても脚の長さが短かったら美脚に見えるでしょうか?
    写真的には難しいと感じます。

    まとめ:モデルに合った美脚を理解しよう

    美脚ポートレートを撮ることを目的とした場合、身体的美脚は知識としては大切ですがそれほど重要ではないという事です。

    オーディション用のプロフィール撮影では少しでも脚を細く・長く写るように細かい部分まで調整を行って撮影をします。これは、脚長に見える女性の方がオーディションに受かりやすいのが、経験則でも結果からもわかっているから。(参考:カメラマンが教える『合格を勝ちとるオーディション写真』7つのポイント

    美脚ポートレートを撮るには、

    • モデルの脚の特徴を理解する(人によって形が様々だから)
    • モデルが美脚ポーズを知っている(=自分にあったポーズができる)
    • カメラマンがポーズにあった撮り方を理解している(=撮り方を調整できる)

    事が重要で、同じ美脚ポートレートでも、脚を長く撮影する方法と、脚を細く撮影する方法は異なります。

    まとめると、モデルの身体的美脚も大切ですが、モデルが自分の脚の特徴を理解して、美脚ポーズをとり、カメラマンがより美脚に魅せるように撮影時に細かい調整をすることが望ましいです。
    (参考:撮り方で変わる美脚ポートレート

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    カッコいいモデルを探しているカメラマンに朗報!Primo撮影会に参加してみた https://myphotostyle.org/primo/ Sun, 24 Dec 2017 03:00:14 +0000 https://myphotostyle.org/?p=6909 新しく開催されるPrimo撮影会を体験及びレビュー

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    Primo撮影会

     結構前の記事なりますが、「ポートレート事始め、モデルを見つける5つの方法」は、当時結構反響をいただき、いまだにご覧いただくことが多いですが、この事は「女性ポートレートをメインに撮影されているカメラマンが多く」かつ、「モデルを探しているカメラマンが多い」という事だと理解しています。

    色々な場で、新しいモデルを探すのはポートレートカメラマンの性という事で、今冬オープンしたPrimo撮影会に、お誘いを受け、第一回目の撮影会に参加してきました。

    数ある撮影会を、個人的に、アイドル(タレント)系、グラビア系、作品撮り系、その他と区分けしているのですが、Primo撮影会は作品撮り系に属する撮影会。

    質の高いモデルが参加していることで、クオリティの高い写真を撮りたいカメラマン向けの作品撮り系撮影会と位置付けることが出来るでしょう。

    撮影場所は日によりスポットを変えるシステム。土地勘のある場所でないと、撮影場所を選ぶことが難しいかもしれませんが、そのうちスタジオを使う事も検討しているとのことです。

    今回はよく撮影している東京丸の内でした。

     

    現在、Primo撮影会は開催されておりません

    撮影会スタイル

    タイプ 作品撮り系(1:1)
    撮影場所 日により変化(東京)
    撮影時間 野外撮影は80分間(スタジオ撮影は60分)
    金額 8,000円~10,000円

    モデル:楓

     当日撮影させていただいた楓さん。
    撮影経験はほとんどないとのことでしたが、クール系に撮影できそうな予感がしていたので、お願いしました。
    前髪が長く魅力的です。
    >>Instagram

    Primo撮影会モデル楓
    Primo撮影会モデル楓

    撮影までの流れ

    Primo撮影会モデル楓

    申込み等は撮影会のサイトで確認していただきたいのですが、好みのモデルと参加時間を選択して申込みを入れるだけなので、撮影会に参加したことのあるカメラマンは迷う事はないと思います。

    当日は撮影会から連絡のあった待合せ場所で、主催者とモデルさんと合流。
    手続きを済ませた後、撮影に移ります。

    Primo撮影会モデル楓

    当日の衣装はモデルさん任せ。

    (屋外の場合)撮影時間は80分と十分あり、原則時間内は自由に行動をしていいとのことで、主催者に確認はしませんでしたが、喫茶店などに入り、小物を使ったデート気分の撮影も行えそうです。
    (この場合の費用はカメラマン持ち)

    当日はイメージ優先で撮影していましたので、撮影時はコートなし(移動時は着てもらいます)、一部肩だしで頑張ってもらいました。(後日風邪をひいていないかチョット心配)

    まとめ

    Primo撮影会モデル楓

     イメージとして撮影したかったカットがこちら(アイキャッチでも同様のカットを利用しています)。

    長い前髪で顔半分を隠してもらう事により、モデルプロフィールでご紹介したカットよりも、クール感が高まったと思います。

    こういう(ある程度)作りこむ写真は、モデルのクオリティと撮影の自由度がないと撮ることが出来ません。
    モデルと1:1で満足いくまで写していく環境が重要です。(それでも都内は色々規制がはいりますが・・・)

    そういう意味でも、参加モデルの好みが合えば、Primo撮影会はゆっくり作りこんでいくタイプのカメラマンにはおススメの撮影会といえるでしょう。

    もちろん、最初に撮っていたように、普通に撮影をすることも可能です。
    夏にスタジオで水着といった企画を作ってくれることを期待しています。

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    リ san ポートレート https://myphotostyle.org/ri-eins/ Mon, 14 Aug 2023 22:00:17 +0000 https://myphotostyle.org/?p=12637 Eins撮影会でモデル活動している中国出身のリさんをスタジオで撮影。私服ポートレート3枚をご紹介しています。

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    Eins撮影会でモデル活動している中国出身のリさんをスタジオで撮影。
    私服ポートレート3枚をご紹介しています。

    1回目:私服ポートレート

    リ(Eins)私服ポートレート
    リ(Eins)私服ポートレート

    撮影DATA
    Model
    Twitter @li7sylvia
    Instagram @sylvia_lee777
    Camera SONY α7Ⅲ
    Lens SONY FE24-70mm F2.8GM
    事務所・撮影会 Eins(アインス)撮影会

    募集案件

    美脚に見えるポーズを一緒に模索していただける被写体さんを強く募集しています。

  • 土曜日10時~16時の間(撮影は1~2時間位)
  • 都内で
  • 脚のモモから下部分を出すことのできる衣装(ショートパンツ・ミニスカート・水着等)で
  • 写真公開が可能な女性
  • 相互無償優先

  • 撮影可能な方は、是非被写体募集からご連絡ください。 ご不明な点・ご質問でもお気軽にどうぞ。

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