SONYα7Ⅱなら他社製ストロボが使える?!
公開日:2016.09.30
酷使したつもりはないけれど、九月に入って間もない頃、普段使いをしていたSONYα6000がメモリー読書き異常を発生しました。メーカー純正ではないにもかかわらずバッテリーグリップを購入してあまり時間が経っていなかったので、かなりガッカリし、しばらくの間故障機を修理しようか悩みましたが、この機会にα7Ⅱに買い替えました。
α7Ⅱは2014年12月5日発売の機種なので、既に色々なサイトでレビューはされ尽くされていますし、既にα6000の後継機α6300も発売されていますので、今となっては結構古めのカメラです。
しかしながら、カメラ本体を変えることにより想像していなかったメリットを享受することができました。
この記事の内容
α7Ⅱに替えた理由(α6000と比較して)
上記の理由(言い訳)により、しばらくはα7Ⅲが発表されないだろうという思惑から、この際フルサイズの手ブレ補正付きのカメラにしようと思い切りました。
α6000ではオフカメラシューが必要だった
ここからが本題。
既に『SONY α6000で他社製ストロボを使う』でご紹介していますが、α6000で他社製のストロボを使うためにはカメラ本体とストロボ(コントローラー)の間に『オフカメラシューFA-CS1M』を噛ませる必要がありました。
(写真中、カメラとクリップオンストロボの間に挟まっている部分)
アダプターを使うと、ほんの数センチですがカメラ全体を大きくしてしまうので、『軽くて小さい』というミラーレスカメラの利点を損ねてしまいます。
また、撮影時にFA-CS1Mを忘れると、一発アウトでストロボを使うことができなくなるというリスクがありました。(実はこちらの方が大きな問題)
しかしながらα7Ⅱには、『オフカメラシューFA-CS1M』が必要ありません。
これは嬉しい!
実際に使っているストロボ
クリップオンストロボについては、発光回数等の物理的条件がありますので、安い機種を使い倒し、壊れたら新しいものに変えるという方法をとっています。
撮影現場で故障することもありますので、ストロボが必要な時は例え一灯しか使わない場合でも、いつも複数持参が原則です。
実際にSpeedlight YN560ⅢとYN560-TXを使ってみる
普段はクリップオンストロボをカメラ本体に載せて撮影することはほとんどありませんが、実際にYongnuo Speedlight YN560Ⅲをカメラに載せて試してみました。
メニュー内からの設定は何も変えず、単純に載せただけですが、結果、キチンと発光されます。
Good!
写真では光っているようには見えませんが、YN560-TXも問題なく使うことができました。(クリップオンストロボを他の場所において、天井バウンスで撮影しています。)
蛇足ですが、オフカメラシューコードに関しても問題なく使えます。(この場合、調光はカメラ本体ではなくストロボサイドで行う必要があります。)
現段階では確認できていませんが、これでモノブロックなどの大型ストロボも問題なく使えそうですね。
試しにCanon純正ストロボも使ってみた
Canon純正のストロボはスピードライト320EXしか持っていませんが、ストロボ本体には調光ダイヤルがついてませんので、カメラ本体でしか調光ができないタイプです。
実際に試してみますと、『オフカメラシューFA-CS1M』を使わなくても発光してくれました。
ただ残念ながら、カメラ本体で調光補正をしても、フル発光しかしてくれません。=SONYカメラ本体からの調光指示はストロボが受け入れてくれません。
当然のことですがフル発光を繰返しますので、バッテリーのチャージには時間がかかり、テンポよく撮影とはいきませんが、発光はしてくれます。
最悪の場合ISOと絞りで調整ができますし、使えないよりはマシですが、個人的には敢えて使う必要はないだろうな。というのが感想です。
まとめてみると
α6000がAPS-Cだからという理由ではないと思いますが、SONY製カメラのホットシューは他社製のホットシューと違っていたため一工夫必要で(α6300がどうかはわかりませんが)、写真教室等でもSONY製カメラを使っている方向けの注意事項が書かれていました。
今回、α7Ⅱに替える事で、問題なくクリップオン・大型ストロボ問わずに使えるようになりました。もちろん、α7RⅡ、α7SⅡも同じ仕様だと思いますので、ストロボを使う敷居が低くなったといえるでしょう。
ストロボを使わない方にはあまり意味のない変更のように見えるかもしれませんが、ストロボ使いにとっては思いがけないメリットでした。
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