どれを選ぶ?!持っていると便利な軽い小型クリップオンストロボ
公開日:2019.09.22
クリップオンストロボは発光量に応じて本体も大きく、必要な電力量も多くなっていく傾向があります。
確かにどんな環境でも使えるような大発光量のストロボは使いまわしがいいように思えますが、カメラに載せて使う場合、クリップオンストロボ自体が大きく重くなると、(カメラの総重量が増え)手ブレの可能性も高くなります。
今回は、それほど出力が大きくはないけれど、形状の小さなストロボをカバンの中に入れておくといざという時便利だよ。というお話です。
この記事の内容
小型クリップオンストロボのメリット
各カメラメーカーでプロ仕様とされている最大出力のクリップオンストロボは、ガイドナンバー(GN)60が一般的で、ストロボ単体の重さが400g以上あります(それに大きくなります)。
例えば、Canonのストロボ(600EXⅡ-RT)の重量が435g、軽いとされているニッシンデジタルのストロボ(i60A)の重量が300g程あります(ストロボ本体、電池を含まず)。
その点、小型クリップオンストロボは作りが小さく、バッテリーを入れても重くなりすぎず、ストロボ全体で250g以下に抑えることができます。
ほんのチョットの差に思えるかもしれませんが、明るく撮影をするためにストロボを付けたにも関わらず、手ブレを警戒してシャッタースピードを速くしなければならない=その分暗くなるという矛盾に突き当たりますので、できるだけ自分の目的に合ったクリップオンストロボを使う事が望ましいです。
本来ならどこでも使いまわしのできる大光量のストロボを持って歩きたいところですが、旅行や一日中撮影するなど、長時間携帯することになると、このチョットの差が大きくなってきますので、体力のない女性や、カメラ全体を軽くしたいカメラマンには、(多少光量を制限しても)軽いクリップオンストロボがおススメです。
尚、ストロボメーカーを統一しておけば、多灯ライティングの補助ライトとしても使えます。
小型クリップオンストロボのデメリット
逆に、小型クリップオンストロボはサイズが小さい分、下記の機能が制限されていますが、使い方やテクニックでうまくカバーすることが出来れば特に問題はないでしょう。
- 発光量が少ないので、(光が足りなければ)暗い場所ではカメラ側でISOを上げる等の調整をする必要がある
- 発光量をマニュアルで調整ができない場合がある=自動しか対応していない
- 無線で利用する時にチャンネル・グループ数が(大きいストロボに比較して)少ない
小さくて軽いクリップオンストロボ
現在販売されているクリップオンストロボの中で、本体重量が200g位(バッテリー除く)の小さくて軽いものを、軽い順にご紹介!
Phottix mini A
小型ながらバウンス撮影が可能ながら、GNが8と小さいので、これほどの効果は得られない。チョコっと光が足りない時やムービーに使う位の使い方が吉。
| 型番 | Phottix mini A |
| GN | 8 |
| サイズ | W42×H75×D22mm |
| 重さ | 50g |
| TTL | × |
| HSS | × |
| マルチ発光 | × |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | × |
| バッテリー | 内蔵リチウムイオンバッテリー |
Viltrox Spark Z3
TTL撮影が可能なので、ストロボ初心者でも使用に関して難しくはありませんが、首振りできないので直射使用しか使えません。夜間撮影にはあると便利。
| 型番 | Viltrox Spark Z3 |
| GN | 16 |
| サイズ | W78.4×H67.2×D55.9mm |
| 重さ | 144g |
| TTL | 〇 |
| HSS | × |
| マルチ発光 | × |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 内蔵リチウムイオンバッテリー |
Nikon スピードライト
Nikon純正のクリップオンストロボ。Nikonのカメラを使っている場合はこれですが、将来機能が不足する可能性があります。
| 型番 | SB-300 |
| GN | 18 |
| サイズ | W57.4×H65.4×D62.3mm |
| 重さ | 120g |
| TTL | 〇 |
| HSS | × |
| マルチ発光 | × |
| マニュアル利用 | × |
| 無線利用 | × |
| バッテリー | 単三×2本 |
GODOX iT30 Pro
バッテリー内情なので、チャージも早く、大きめのクリップオンストロボで使える機能はほとんどついているので便利なのですが、首振りできないので直射のみ利用可能なのが唯一のデメリット。
| 型番 | GODOX iT30 Pro |
| GN | 15 |
| サイズ | W65×H46×D47mm |
| 重さ | 120g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | 〇 |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 内蔵リチウムイオンバッテリー |
Godox Lux Junior
復古調な形が魅力のクリップオンストロボ。iT30 Proの発売で立ち位置が難しくなってきましたね。
| 型番 | Lux Junior |
| GN | 12 |
| サイズ | W73.8×H50.2×D71.8mm |
| 重さ | 130g |
| TTL | 〇 |
| マニュアル利用 | 〇 |
| バッテリー | 単三電池 |
Canon スピードライト
Canon純正のクリップオンストロボ。Canonのカメラを使っている場合はこれ!
| 型番 | EL-100 |
| GN | 21 |
| サイズ | W64.6×H91.7×D71.03mm |
| 重さ | 190g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | × |
| マニュアル利用 | × |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 単三×2本 |
Godox TT350
Godoxの小型クリップオンストロボの代表。古い機種なのでバッテリー内臓ではなく、単三電池利用なのが旅行や外出時の緊急時に便利。連写するには不向き。
| 型番 | TT350 |
| GN | 36 |
| サイズ | W140×H62×D38mm |
| 重さ | 200g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | 〇 |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 単三×2本 |
Nissin DIGITAL i40
| 型番 | i40 |
| GN | 40 |
| サイズ | W61×H85×D85mm |
| 重さ | 203g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | × |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | △ |
| バッテリー | 単三×4本 |
SONY フラッシュ
2020年11月発売のSONY純正のクリップオンストロボ。モデリング発光もできる最新タイプ。
| 型番 | HVL-F28RM |
| GN | 28 |
| サイズ | W65.1×H83.5×D91.4mm |
| 重さ | 219g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | 〇 |
| マニュアル利用 | × |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 単三×2本 |
SONY HVL-F46RMA
SONY純正のクリップオンストロボ。重量が300g(電池込みで400g超え)なので紹介するか迷ったのですが、SONYの新商品なので、一応ご紹介。
| 型番 | SONY HVL-F46RMA |
| GN | 46 |
| サイズ | W72.4×H114.7×D88.9mm |
| 重さ | 317g |
| TTL | 〇 |
| HSS | 〇 |
| マルチ発光 | 〇 |
| マニュアル利用 | 〇 |
| 無線利用 | 〇 |
| バッテリー | 単三電池 |
サンプル写真
実際に自分も旅行先でバッテリーの充電ができない場合を想定して、Godox TT350を購入しました。
(本音を言えば、リチウムイオンバッテリーを使ったV350がよかったんですが・・・)
小さくてもクリップオンストロボとしての使い方は変わりませんし、実際に補助光としての使い方であれば不足もあまりありません。
実際の撮影サンプルをご紹介します。

『セッション撮影会で明るくきれいにモデルを撮る3つの方法』で使っていますので、是非ご覧ください。
まとめ
小型のクリップオンストロボは、サイズゆえの制限があり、メイン光として使う事はかなり難しいですが、屋外で太陽の光が弱い時や、スタジオでもう少し明るく写したい等、補助光として使う分には問題がありません。
重さ的にも負担がかかるものではありませんので、1台カメラバックに入れておくだけで、いざという時に役立つでしょう。
最近では、無線でストロボを使う環境が整ってきましたので、将来オフカメラ(カメラから外して撮る)や多灯ライティングをしたいと考えている場合は、最初の段階からストロボのメーカーを揃えて購入する事をおススメします。(参考:クリップオンストロボの一歩進んだ使い方)
最終更新日:2026年6月8日







