ディフューズ撮影

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ストロボ撮影

 ディフューズとは…
ストロボを利用した撮影方法のひとつで、
ストロボと被写体との間に透過性のある布等の素材を挟むことで、光を直接当てずに拡散させることで被写体をきれいに撮るテクニックです。
バウンス撮影と異なり、ストロボ本体を被写体に直接向けることで、光の方向を明確にして拡散を防ぐことと、光を直射しない事で柔らかさを保てるのがポイントです。

IMG_07_0406_1 左の写真は、被写体右側(カメラ位置から左)から約30度の角度でストロボを直に当ててみた場合です(バウンスと同じ写真)。
写真右手に黒い影がはっきり表れているのが一目でわかります。
ストロボの直当ては撮影方法としては簡単ですが、コントラストが妙にくっきりした写真になってしまいます。あまりにもストレートすぎ、その結果、写真が平面的な出来栄えになってしまうのが難点です(目的があれば話は別です)。
また、影がくっきりつくことで、『いかにもストロボを使って撮影しました』と写真が語ります。

ディフューズすると…

IMG_07_0408_1ストロボの位置を変えずに、ファイヤーフライ65をつけてディフューズ撮影を行ってみました。
直接撮影した時と比べて影が薄くなっているのがわかりますが、それでもバウンス撮影に比較すると影が若干残っています。
これはバウンス撮影よりも強い光が被写体に対して当たっているせいですが、この影の強弱についてはフラッシュと被写体の距離もしくは発光量を調整することで薄くすることが可能です。

バウンス撮影と異なり、広い空間や白い壁や天井といった反射させる場所が必要ありませんので、制限された場所でも柔らかい光で撮影することが可能です。

 

ディフューズ撮影をする際の3つのポイント

 ディフューズ撮影をする際には3つのポイントがあります。

ポイント1 ストロボの光量に注意!
 ディフューズ撮影は、フラッシュと被写体の間に布等の素材をはさむ関係上、直接ストロボを当てる場合と比較して光量を多く必要としますので、クリップオンストロボを使うのであれば、ガイドナンバー(GN)が極端に小さい場合、素材を透過するだけのパワーがない事がありますので、できるだけGNが大きいストロボを用意したほうが安全です。
モノブロックストロボの場合はワット数の大きいものを選びましょう。

ポイント2 透過させる素材の特性
 一般的にはライトバンク等のディフューザーが使われる事が多いと思いますが、透過させる際に使う素材の厚さや大きさ、材質によって光の質が変わります。
撮影対象と使う場所、自分の機材を照らし合わせて使いやすいものを色々試してみることをおススメします。

ポイント3 透過させる素材の大きさ
 ディフューズはバウンスと異なり、広範囲に光を拡散させる場合、全身を撮るなら全身分(約180㎝)、バストアップなら60~80cmという具合に広さに見合った分だけ透過に使用する素材が必要となります。一番簡単に入手できる大きめの布は布団のシーツ(白)ですが、場合によっては薄すぎることもあります。
実際はそこまで厳密に準備する必要はありませんし、全身撮影が必要な場合は大きいディフューザー一つ準備するよりも、60~80㎝のソフトボックスを上下に連ねることでカバーできますので利便性がいいと思います。

ディフューズ撮影のサンプル
photo_0251 ディフューズ撮影は、光の方向性を誘導しやすいことに加え、適度に光を拡散してくれる事でバランスのとれた汎用性の高い光を当てる事が出来ます。
左の写真は撮影者側左に、メイン大き目のソフトバンクを使い、右から60㎝のソフトバンクをフィルイン(補助)で使っています。
サンプルの写真はレンタルスタジオのモノブロックストロボを使っていますが、クリップオンストロボでも似たようなソフトバンクを使えば同様の効果を得ることが可能です。

 

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