バッテリーの容量は撮影の生命線【カメラ選びのポイント】
公開日:2020.04.24
これからカメラを買おう、または、買い替えたいと思っているカメラマンの皆さん。
検討しているカメラは一つのバッテリーで何枚撮れるか確認していますか?
バッテリーでカメラを選ぶという提案はあまり聞かないと思いますが、実際に使っていてかなり重要になるのが撮影可能枚数=バッテリー容量。
特に頻繁に充電することのできない旅行や、一瞬の隙を逃せないスポーツや運動会、野鳥撮影等を考えているなら、要チェック事項のバッテリーの重要性について、Yogiの使い方を例にご説明します。
この記事の内容
カメラのバッテリー容量をチェック
(購入を検討しているであろう)カメラの仕様の中には、必ずバッテリーの項目が書かれています。
この中に、バッテリーの型番と撮影可能枚数が記載されていますので、購入前に必ずチェックしましょう。
最近のカメラの傾向として、入門機(エントリーモデル)のバッテリーは小さく、セミアマ機(ミドルクラス)以上のバッテリーは大きい傾向にあります。
現在、自分はSONY α7Ⅲを使っているのですが、それ以前に使っていたα7Ⅱやα6000で使われていたバッテリーと比べてみましょう。
1時間で撮影する枚数はどのくらい?
カメラの使い方は人それぞれなので1時間に区切る必要はないのですが、自分がどの位のペースで撮影をしているか知っていただくと、バッテリーの無くなり方が疑似体験できると思いますのでお付合いください。
通常、自分は女性ポートレート(プロフ等の撮影も含め)を撮るのが主な使い方で、「モデルがいかにスムーズにポーズができるか」という点も影響しますが、
- 屋外で場所を探しながら撮る場合、100~200枚位
- スタジオで撮影環境が固定されている場合、150~250枚位
シャッターをきりながら2時間~4時間位撮影していきます。特にマシンガンのような連写モードにはしていません。
ここで、前項に載せたSONYバッテリー2種類の撮影可能枚数を見てください。
α7Ⅱで使われているNP-FW50は1本で270枚(ファインダー使用時)となっていますので、ほぼ1時間の撮影でバッテリー交換を行う必要が出てきますが、NP-FZ100は610枚(ファインダー使用時)なので、何とか1回の撮影位は持ちそうです。
(写真をモデルに見せたりしていると、撮影以外にもバッテリーを使用しますので、実際の撮影可能枚数はもう少し減ります。)
すぐに充電できる環境なのかチェック
通常、屋外で撮影をしていると、バッテリーが無くなったからといってすぐにチャージすることはできません。
旅行に行けば、夜寝るときにチャージする方も多いでしょう。
仮に屋内であったとしても、バッテリーが1つしかなければ、チャージ中は撮影ができませんから、撮影を続けたければ予備バッテリーを用意しなければなりませんよね。
となると、バッテリー1本で何枚撮影できるか?ということが非常に意味を持ってきます。
予備バッテリーの重要性と互換バッテリーを避けた方がいい理由
いざというときに撮影ができないのでは困りますので、次に考えるのが「予備バッテリーをいくつ持てばいいか?」という点ですが、これはご自分の撮影スタイルに合わせて用意すればよろしいかと思います。
Yogiは1日の撮影でNP-FW50は3本、NP-FZ100は1本(両方とも一応バッテリーチャージャー持参)の予備で対応しています。
ただ、ここで一つご忠告しておきたいことは、できるだけ互換バッテリーは使わないほうがいいという点です。
互換バッテリーは安いので魅力的にうつりますし、実際Yogiも使ったことがありますが、問題の方が大きくて結局SONY純正を使うようになりました。
互換バッテリーについてもう少し知りたければこちらのページをご覧ください。
まとめ:バッテリーの容量は撮影の生命線
当たり前のことですが、バッテリーがなければカメラを持っていても写真を撮ることはできません。
ご自分の撮りたい対象や撮影スタイルにもよりますが、特に一瞬のタイミングを逃すことのできない撮影時にバッテリー切れで撮影ができなかったら目も当てることができません。
七五三やお宮参り・運動会・結婚式などの取返しがきかない時に、式の前に(それほど必要でもない)写真を撮りすぎて、肝心な時にバッテリーなくて撮れなかったなどは、カメラ初心者のあるあるです。
実際に日頃使っているとわかりますが、バッテリー容量の大きなカメラを選び、予備バッテリーをしっかり用意しておくことが「肝心の写真が撮れなった」と後悔しないカメラ選びとなりますので、購入前にチョット違う視点で確認してみてはいかがでしょう。
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