白ホリスタジオで起こったSONYα7Ⅲのシンクロ問題

profoto D4
ストロボ撮影

趣味でも女性ポートレートを撮影をしているので、撮影会で知合ったモデルさんには宣材カメラマンをしている事は秘密にしているYogiです。
知っている娘は知ってるんだけどね。

いつもは、きちんと撮影できるための方法を説明をしているのですが、今日はうまくいかなかったときの話。
プロの現場では『うまく行くのが当たり前』なので、失敗例等はあまり公開しないでしょ?
でも、意外とプロカメラマンでも失敗談やうまくいかない話って結構あるんですよ。

結果だけ先に話しておくと、今回試したシステムは(少なくとも)プロの現場では使い物にならないレベル。
クライアントの前でしでかしたら信用が一気に下がるんじゃないかな。
いやいや、初めてのモデルの前でも、次の依頼は来ないだろう。と感じました。
もう少し細かな検証をして、安定するまではこの構成での撮影はNGです。

自分の持っているカメラ機材だけでシステムを組むわけにはいかない場合、どこに問題があるか理解するだけで、対処方法が変わりますので、是非知っておいた方がいいと思います。

写真を撮影する時、メーカーが違うと組み合わせによって連携が難しいと言う話

今回は、普段プロフ・宣材撮影をしている某白ホリスタジオ(自分のメインスタジオ)で、回数的にはかなり撮影をしているEriさんと、『新しい衣装を買ったから』と(宣材ではなく)遊び半分で撮影をしていた時。

SONYα7Ⅲと、GODOXのラジオスレーブ、プロフォトのジェネレーター式ストロボD4の組み合わせで起こりました。仕事で受けてなくて本当によかった。

今までメイン機のCanon EOS5D MarkⅢを使っていた時は、システムとして問題なく動いていたので、気にもしていなかったんだけれど、カメラメーカーにも相性問題というのがあるみたい。
自作パソコンではよく聞くけれど、カメラでもあるのかな?相性問題?!

SONYα7Ⅲは趣味で使っているので、『仕事でどの位使えるか?』と思って“ふと”使ったみたわけです。
屋外や撮影会などの定常光や手持ちのGodoxストロボなどでは問題なく使えていたから。

実際に使った撮影機材
・カメラ本体:SONYα7Ⅲ
・トリガー:Godox Xpro-S(TTLワイヤレスリモコントリガー )
・レシーバー:Godox X1T-R
・ストロボ:Profoto D4 +ヘッド ← スタジオに置かれているジェネレーター式のストロボ

症状
上記の機材で通常に撮影中、ストロボが発光しない事が頻繁に起こる。
最初の頃はあまり発覚しなかったのですが、途中から上手くいかない時は、10回撮影中に3回発光しない事も・・・。

『だめじゃん!』を連発。

本来、profotoのストロボを使うのなら、profotoのワイヤレストランスミッターを使いたいのですが、自分はスタジオ以外ではprofotoのストロボを使っていませんし、1台あたり6万円以上するトランスミッターを専用で持てるほど懐事情が豊かでもありません。(是非、スタジオで貸してください)

行きつけのスタジオはprofotoのジェネレーター式ストロボ D4COMETのモノブロックストロボが置いてありますが、COMETの方が人気があるみたいで、予約済になっていることが多いので、どちらも使えるYogiは、必然的にprofotoを使う回数が増えます。(スタジオでもそう理解しているし)

ただ、仕事として撮影を請負うには何と言っても『安定性』が重要。
奇跡の一枚が撮れるよりは、安定したクオリティでしっかり撮影していける=出来高が高いのがプロのカメラマンです。

通常は、
カメラをマニュアル設定にして、
ストロボをマニュアル設定で(TTLを使わず)、
カメラとストロボを同調させれば、問題なく撮影が可能です。
(同調については、無線でも有線でもOK)

カメラとストロボの同調については『ストロボを使うカメラマンは要注意!シャッター速度を制限するシンクロスピードとは』を確認してみて下さい。
シンクロスピードはオフカメラライティングを使える様になるかどうかの境目なので、しっかり理解しておいたほうがいいと思います。

対策

スタジオ撮影でストロボがキチンと光らないと、モデルも気乗りがしないし、カメラマンはきちんと撮れているか疑心暗鬼になるし、ダメダメです。

問題を解決できないと、必要な写真を撮ることもできませんから、一刻も早く、原因の究明と対策を行いましょう。

シンクロ接続の確認

一番最初に確認するのは、カメラとコマンダー、コマンダーとレシーバー、レシーバーとストロボのジェネレーターに刺さっているシンクロ端子の接続状況。

各連携がしっかりできているか確認をします。
特に物理的に接続している、レシーバーとジェネレーターのシンクロ接続がシッカリ刺さっているか、もしくは別の箇所に刺さっていないか?という点は重要です。

コマンダーとレシーバーのバッテリーの確認

ラジオスレーブは無線でシンクロできるので便利なんですが、電池が少なくなっていると電波を飛ばす力が弱くなります。

今回使っているのは前日に充電しているエネループ。
本来、フル充電していれば1日の撮影でバッテリーがなくなるわけはないのですが、バッテリーが古いなっている場合、放電されている可能性がありますから、一応新しいものに交換します。

ラジオスレーブの交換

今回はトリガーとして、Godox Xpro-S(SONY対応)を使っています。
SONY用は専用のシンクロコネクタになっているので、Xproもそれに合わせた形状になっているのですが、接続不良も考えて、Canon用も試してみました。

本来、TTLやハイスピードシンクロみたいな高度な機能を使うならいざ知らず、ストロボ発光させるだけなら接点がしっかり合っていれば問題はないんです。

全てを確認してみた結果

問題が解決できませんでした。
全然、だめじゃん!

個人的には
・SONYα7Ⅲのホットシュー部分とラジオスレーブのトリガー
・ラジオスレーブ間の通信(Godox Xpro-SとGodox X1T-R)
のいづれかが上手く稼働していないと判断しました。

最終的には、スタジオに置いてあるシンクロコード(有線)に変更することで、上記のストロボが光らない現象は起こらず撮影を続けることが出来ました。

動きが規制されるし、ラジオスレーブからストロボシンクロをし出したカメラマンは使ったことがないかもしれないけど・・・

蛇足ですが、家に戻って、Godoxのラジオスレーブに他のクリップオンストロボをつけて発光を試してみても、同様の問題が起きない(=問題なく使えている)ので『うーん』状態です。(困った)

少なくとも、この組み合わせで行きつけのスタジオで撮影をするのはしばらく控えるようにします。
趣味やスタジオ以外では使っていこうと思いますが、スタジオ撮影時に限って言えば、SONYはまだプロの現場で使うのには難があるという結論に成らざるを得ません。

同じような問題があったとか、解決方法をご存知の方、是非教えてください。

Godox X1T-C (TTLワイヤレスリモコントリガー )
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Yoshiyuki-K(Yogi)

広告代理店勤務で女性を美脚・脚長に撮る営業兼カメラマン。 主に女性モデルのプロフィール・宣材写真を撮影。 仕事で始めた写真撮影が今では趣味になり、休日でもポ...

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