どっちを選ぶ? Canon 「EOS R6」とSONY「α7Ⅲ」を比べてみる
公開日:2020.09.28
Canon EOS R6とSONY α7Ⅲは共にそれぞれのメーカーがフルサイズミラーレスの新標準(新基準)として投入したカメラで、R6は2020年8月27日発売、α7Ⅲは2018年3月23日発売と、α7Ⅲの方が2年以上発売が早いです。
2018年3月といえば、時代は一眼レフカメラ機がメインで、Canon・Nikonともフルサイズミラーレスカメラの導入にはあまり前向きではない時期ではありますが、Yogiは個人用のカメラを2016年からSONY α7Ⅱにして、Canon EOS R・RPにはCanonがカメラ本体に手ブレ補正を入れてくれなかったため、α7Ⅲに買換えを行う等、撮影のしやすいカメラを追求してきました。
そんな理由で、SONY α7Ⅲを2年使ってきたわけですが、今回発売されたEOS R5・R6にも最大8段分の手ブレ補正が搭載されたこともあり、ようやく同じ土俵で比較できると、非常に興味を持っています。
Canon EOS R6とSONY α7Ⅲを比較してみる
ということで、スペック比較です。
EOS R6 | α7Ⅲ | ||
参考価格 | 335,500円 | 208,999円 | |
画質 | センサーサイズ | 35mmフルサイズ (35.9×23.9mm) |
35mmフルサイズ (35.6×23.8mm) |
有効画素数 | 約2,010万画素 | 約2,420万画素 | |
映像エンジン | DIGIC X | BIONZ X | |
常用ISO感度 | 約100〜102,400 | 約100〜51,200 | |
連写 | 約12コマ/秒 | 約10コマ/秒 | |
AF | 測距点 | 1,053点(6,072ポジション) | 693点 |
瞳AF | 人物・動物 | 人物・動物 | |
ファインダー | サイズ | 0.5型 | 0.5型 |
解像度 | 約369万ドット | 約236万ドット | |
動画性能 | 8K撮影 | × | × |
4K撮影 | 60p | 30p | |
FHD撮影 | 60p | 60p | |
ディスプレイ | サイズ | 3.0型 | 3.0型 |
解像度 | 約162万ドット | 約92万ドット | |
タッチパネル | ○ | ○ | |
可動方式 | バリアングル | チルト | |
記録媒体 | 対応メディア | SD(UHS-II) | SD(UHS-IIはスロット1のみ) |
スロット数 | 2 | 2 | |
インターフェース | ダイヤル | 3 | 3 |
ジョイスティック | ○ | ○ | |
ポート | USB Type-C Micro HDMI マイクジャック ヘッドホンジャック リモコン端子 |
USB Type-C マルチ端子 Micro HDMI マイクジャック ヘッドホンジャック |
|
バッテリー | 撮影可能枚数 | 最大510枚 | 710枚 |
サイズ | 138.4×97.5×88.4mm | 126.9×95.6×73.7mm | |
質量 | 約598g(本体のみ) | 約565g(本体のみ) | |
その他 | 常時プレビュー | ? | ○ |
電源オフ時シャッター幕保護 | ○ | – | |
防塵防滴 | ○ | ○(配慮した構造) | |
上面ディスプレイ | – | – | |
ボディー内手ブレ補正 | ○ | ○ | |
USB充電 | ○ | ○ | |
Wi-Fi | ○(2.4GHz) | ○ | |
Bluetooth | ○ | – |
比較結果をまとめると
発売日に1年以上の差があることも踏まえて、スペックだけで結果を見ると、
連写:R6
測距点:R6
バッテリーの持ち:α7Ⅲ
重さ:α7Ⅲ
に軍配が上がります。
蛇足で、R6の質量がα7Ⅲより23g重いのですが、(仕事で使っている)一眼レフEOS 5D MarkⅢは950gですので、R6は350g軽くなっています。(一応ね)
ちなみに、Yogiは動画を撮りませんので、その部分についてはR5・R6・α7Ⅲであってもガン無視しています。
手ブレ補正の効き方は実際に使ってみないと評価できませんし、自分の使い方で考えれば補助的なものなので、それほど差がないと推測できます。
あと、他のサイトでも指摘されていますが、R6のバッテリーの持ちが悪いのはいただけません。
既にレンズ資産を持っているとか、写真の色合いにこだわりがあるとか、カメラの本体性能以外の部分は考慮をする必要がない『はじめてフルサイズミラーレスカメラを買おうと考えている方』には、どちらも必要十分なカメラだと思います。
ただ、値段差が本体だけで10万円以上(欲しいレンズを考えるともっと)あることは一つの方向性を示すかもしれません・・・。
関連記事
おすすめの関連記事