Canonパンケーキレンズ EF40mm F2.8 STM
公開日:2018.05.10
一般的に、画質がいいと言われるレンズは、
・重量が重い
・サイズが大きい
・値段が高い
と撮影する意味で悪い条件の三拍子が揃っているのが当たり前。
特に最近は高画素カメラが普及してきた関係で高画質を目指すせいか、メーカーで競っているかのようにレンズの大きさと重さが増えて来ている。
当然、それに伴い値段も高くなるわけだけど、プロカメラマンやプロを目指すカメラマンは画質のトレードオフとして頑張って使っている。
でも、特にメーカーの縛りもなく、撮影を楽しみたい一般ユーザーからすれば、無理に値段が高くて使いづらいレンズを使わなくてもいいんじゃないかな。
大きくて重いという事は、使いまわしが悪いし、手ブレの原因にもなるから。
今回は、Canonの撒き餌レンズ(EF50mm F1.8 stm)よりはちょっとだけ高いけれど、すごく軽くてスナップにも最適なCanonのパンケーキレンズEF40mmF2.8STMのお話。
Canon EF40mm F2.8 STMについて
特に必要があったわけではないけれど、『何となく』お出かけ用のレンズとして使ってみようかな。と思い、購入を決めたCanon EF40mm F2.8 STMはCanon初のパンケーキレンズで、EFレンズ中最薄・最軽量のレンズで、重さは130g。最短撮影距離は30cm。
ポートレート撮影がメインの管理人だが、少しでも被写体に寄れることは重要で、レンズを選ぶときに『一歩前へ!』を実践できる最短撮影距離の短いレンズばかりを探しており、Canon標準短焦点レンズ(EF50mm F1.8Ⅱ、F1.4 USM、F1.2L USM)の最短撮影距離は45cmなので、このレンズは15cmは被写体に寄れることになります。
解放でもF2.8と、単焦点レンズとしては少し暗めと感じるが、試しに銀座で撮影をしてみると、解放からシャープな画になるので、思いのほか使いやすいレンズと感じました。 (2012年6月22日)
[撮影データ]
カメラ:Canon EOS 5D MarkⅢ
レンズ:Canon EF40mm F2.8 STM
現像:Adobe Photoshop Lightroom 4.4
SS:1/2500、f/2.8、ISO:100
上の写真は、フルサイズの5D MarkⅢで撮影をしているのでこの画角ですが、APS-Cである60Dでは、焦点距離が64mm相当となるため、結構スナップには使いづらいかもしれない。
むしろ、APS-Cにつけた時はポートレートで使うと面白い写真が撮れるのではないかと期待しています。
人物を撮影してみたサンプル
カメラやレンズのレビューは専門家に任せるとして、実際にポートレートを撮影してみると、F2.8解放でとてもシャープな画を写しだしてくれます。
ココでご紹介している写真は全て解放で撮影していますが、写真だけ見せられたらLレンズで撮ったように感じませんか?
今回のサンプル写真モデルの三田留菜さん。『瞳を輝かせ!ポートレートで超重要なキャッチライトを入れよう!』でもご協力いただいています。
こちらが全体イメージ
瞳の部分だけ拡大表示してもシャープで、瞳の中に撮影の状況さえ写しこまれています。(チョット困るけど)
全身写真と座りサンプル
モデルプロフィール
名前 | 三田留菜 |
生年月日 | 08月11日 |
出身地 | 神奈川県 |
身長 | 161 cm |
まとめ
屋内でそれほど被写体から距離がとれない撮影の場合、どうしても焦点距離の短いレンズを使う事になりますが、EF40mm F2.8 STMは最短撮影距離が30cmと被写体に寄れるにも関わらず、レンズが小さいため圧迫感を与えず、写りも解放からシャープなので『カメラやレンズは高いモノでないといい写真は撮れない』と思っているポートレートを始めたばかりのカメラマンは、高いレンズを購入する前に、是非試してみてほしいと再認識しました。
これから、自分も積極的に使っていきたいと考えています。
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