今更ながら手に入れたα6000用バッテリーグリップ BG-3DIR
公開日:2016.07.22
SONYから既にAPS-Cの新機種α6300が3月に発売になり時間も経つが、管理人が使っているのはα6000。
一世代前の機種だ。
α6000やα6300はAPS-Cサイズのミラーレス機なので、SONYでは純正のバッテリーグリップを販売していない。
それに加えて、SONYのバッテリーは消費が早いのが有名で、1日撮影する時は予備バッテリーを2つ3つ持って行かないとバッテリー切れが心配になる。
しかしながら、折角購入したBatis 2/25と1.8/85をもっと使いたい。
α7シリーズならSONY純正のバッテリーグリップも販売しているし、フルサイズだから、5軸ボディ内手ブレ補正のついているα7Ⅱを購入するか結構長い間検討をしていた。
そうこうしているうちに、熊本で地震が起こるし、イギリスがEUを離脱するようだし、トルコではクーデターまで起こる始末。
世界経済どころか、世界政治まで危うくなっている状況で、α7Ⅱを買っている懐的な余裕は既になくなってしまった。
それでも、もっとBatisを使いたかった管理人は、『α6000用バッテリーグリップはα6300で使えるのか』を参考にして、今回α6000用バッテリーグリップ『BG-3DIR』を購入してみた。
BG-3DIRを選んだ理由
バッテリーグリップの効用については、『Canon バッテリーグリップ BG-E11(Canon EOS 5Dmk3用)』を参考にしてもらいたいが、α6000向けにいくつかサード・パーティーのバッテリーグリップが販売されている。
ポートレート撮影の時、縦位置で撮影するためにバッテリーグリップを使うのは個人的にはマストになっているので、それほど枚数を撮らない時にしか、バッテリーグリップなしのα6000を使う機会がなかった。
(お散歩やちょっとした旅行では使っていますよ。あくまでポートレートやスナップで本格的にという話。)
α6000はオプション用の端子が用意されていないため、縦位置でシャッターを押すために赤外線を使う機種が多い。
赤外線を使うということは、シャッターのタイミングが遅くなったり、AF合焦がうまく行かなくなったりと、撮影現場でスムーズに撮影を行うことが事実上できない。
モデルさんを目の前にしてグズグズしているカメラマンは信用されないからだ。
その点、BG-3DIRはカメラ本体とバッテリーグリップを接続コードで繋ぐことで、シャッターを押せるだけでなく、シャッター半押しでAF合焦ができる上、横位置(カメラ本体)で操作できる事は殆どが対応している。
AF合焦速度にしても、カメラ本体で行う場合と遜色が無い。
おまけに、BG-3DIRは発売されてから時間が経ち他の方が人柱になって状況を確認の上、解説までしてくれているのだから失敗のしようがない。今回は安心して購入することができた。
バッテリーグリップのメリットはバッテリーの2個入れだけじゃない
先にも述べたが、SONYのバッテリーはもちが悪い=早くなくなることで有名。
(どこのメーカーも大体同じと思うが、)バッテリーグリップはバッテリーを2つ入れることにより取替をしないで撮影時間を長くすることを目的としている。
しかし、管理人の感じるメリットはその点ではなく、カメラを縦にして撮影がし易い点を最大評価している。
ポートレート=人物を対象としていると、カメラを横位置ではなく、縦位置で撮影することが多いと思うが、管理人の場合約8割は縦位置で撮影をしている。
メインで使っているEOS5DMarkⅢでもバッテリーグリップはつけているし、サブで使っているEOS60Dにもついている。
使ってみた使用感
問題というか、もうちょっとな点
α6000はバッテリーと同じ場所にメモリーカードを入れる構造になっているので、メモリーカードを変えるときにはBG-3DIRを取り外さないとならない。
BG-3DIRとα6000を繋いでいる接続コードが左側にはみ出ている。カメラを使っていると色々な所に接触する可能性が高いので、何かの拍子に破損する可能性がある。
縦位置で撮影をしている時に設定の変更を横位置と同じように行うことができない。
時間のある撮影なら問題はないが、ファインダーを覗きながら手探りだけで設定を変えられないのはちょっと不便だ。(特にAF合焦点を変える時に感じる)
良い点
BG-3DIRは数千円台のサード・パーティー製なので、素材のチープ感は仕方がないが、α6000に装着してみると思ったより手に馴染む。
カメラ単体では小指1本は確実にはみ出していたので安定感に欠けるのだが、バッテリーグリップをつけることでグリップを掴みやすくなり、5本指でしっかり持つことができるようになった。
個人的には『もっと早くに買えばよかった。』と久しぶりに思える商品だった。
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