SONY α6000で他社製ストロボを使う
公開日:2015.01.25
メーカーが違うと困ることとは
カメラメーカーが異なると、レンズはもちろん、全ての関連製品が共用できない事がユーザーとしては最大の問題と考えていますが、メインカメラのメーカーとサブカメラのメーカーが異なる時、フォトグラファーの皆さんはどのように外部ストロボを使っているだろうか。
自分はCanon EOS5DmarkⅢをメインにポートレートを撮影していますが、しばらく前にSONY α6000(以降α6000)をサブ機として導入しましたので(参照:カメラの小は大を兼ねる)、CanonとSONYという2社のカメラを並行して使う事になったわけです。
導入初期はα6000についてはサブ機というか、お出かけ用かつ状況の撮影という簡単な撮影を行う為のカメラだったのですが、手軽に使えることから、持出す機会も増え、サイト用の写真も撮る機会が多くなってきました。
しかしながら、α6000はボディを導入した時のキットレンズ(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)のみ、バッテリーでさえ追加購入していないので、交換用レンズはもちろん、ストロボも揃っていません。
それに加え、クリップオンストロボを始め、全ての調光器具はメインカメラのCanon用に揃っており、SONYのフラッシュシューはCanonと共用することができないため、このままではSONY製のストロボを追加しなければα6000でストロボ撮影を行う事ができません。
正直、各メーカー毎にストロボを買っていたら懐や保管場所が持たないし、その分レンズやストロボを追加する方向で使いたい。
しかしながら、α6000でもライティングを組んで、しっかりとポートレートを撮りたい。
矛盾するこの課題を解決するために、色々と情報をさがしてみました。
α6000で使用したいストロボアクセサリー
現在、自分が撮影の時に使用しているストロボは、
・Canon スピードライト320EX
・YONGNUO SPEEDLITE YN-560 II
・YONGNUO SPEEDLITE YN-560 III
・YONGNUO RF-602(ラジオスレーブ)
・YONGNUO YN560-TX
・レンタルスタジオで使うモノブロックやジェネレーターストロボ
これらはすべてCanon用の物なので(レンタルスタジオは除く)、これをα6000でも使いたいと考えています。
オフカメラシュー FA-CS1M
SONYのサイトで説明されている商品案内は下記の通り。たぶん、これを使えば上記のストロボは全て使えるようになるはず。
実際に使えるようになるまではあくまで『はず』なので、実際に試してみました。
●オフカメラケーブルを使用してカメラボディとの間に距離をおいた状態でフラッシュ撮影が可能
●オフカメラケーブルを使用してフラッシュ撮影をする場合に、アクセサリーターミナルのないフラッシュ(HVL-F43M、HVL-F20M)に装着してターミナルとして使用
●フラッシュ(HVL-F60M、HVL-F43M、HVL-F20M)とオフカメラケーブルと組み合わせて、複数のフラッシュをシンクロ発光することができる
●マルチインターフェースシュー対応大きさ:約 幅26.5×高さ27×奥行36mm
質量:約21g
まとめ
単純に言うと、このオフカメラシューをα6000とストロボの間にかませると、他社製クリップオンストロボが使えるようになるという事です。
普段使いをしているクリップオンストロボをSONY α6000で使ってみると発光されない
かなり不格好ですが、SONY α6000にシューアダプター FA-CS1Mを載せて、さらにその上にクリップオンストロボを載せると無事発光することができました。
カメラとストロボの間にある、真中の穴が開いているように見える部分がオフカメラシュー FA-CS1M。
実際はクリップオンストロボをカメラ本体に載せず、ラジオスレーブを載せてストロボを発光させていますので、こんな感じになります。
これなら、撮影時にそれほど邪魔にならずに撮影をすることが可能です。
最悪の場合、シューコードが必要になるかと考えていましたが、上記で使いたいと述べていたストロボは全て使えるようになりました。今回の問題はこれ一つであっという間に解決。
他社製ストロボをお持ちで、SONYのボディを使っていこうと考えているのなら、マストのアクセサリーでしょう。
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