撮影した写真を見せたがらないカメラマン
公開日:2015.05.20
ポートレート撮影をしていると、色々なモデルから『カメラマンが写真を見せてくれない』という話をよく聞く。
この間撮影した撮影会モデル経験者もそう言っていた。『見せてくれても、よさそうなのだけ数枚。』とか。
『写真をもらう時はどうなの?』と聞くと、カメラマンが納得のいく写真だけ送られてきたり、全然もらえない事もあるらしい。
まあモデル側が、モデル料を貰っているのなら仕方ないんじゃないかな、と個人的には思うが、モデルもやっぱり見たいらしい。
プロかどうかは別として、作品撮りや商業用に撮影をするようになると、テザー撮影といって、撮影したデータをその場でPCに転送して確認を行ったりする。
結果、全ての写真をモデルを始めとする参加者全員に見られるようになるので、『見せられる写真だけ見せる』などといったことは言っていられない。
ただ、カメラマンを擁護するわけではないけど、写真を始めた当初はカメラを扱うのに精一杯で、モデルに写真を見せる精神的余裕なんかないし、うまく撮れていない写真は自信がないから見られたくないし、撮影時間が少ないため写真を見せている時間がもったいないから。と、色々カメラマン側にも理由がある。
特に撮影会で順番撮りを1分とか45秒とかの間でしているなら、まず『見せてる時間がない。』
撮った写真を1枚見せている間に殆ど撮影時間が無くなってしまうからだ。
個人的に、これは先の『モデル料を貰っているなら仕方がないでしょ。』に該当する。
ただ、個人撮影や作品撮りのように時間に余裕があるなら、写真を見せて、写り具合やイメージを伝えたほうが、モデルもポーズがとりやすくなるのでおススメだ。
撮影会でも写真を見せてあげた方が、その後の撮影がスムーズにいくことが多いので、毎回とは言わないけど最初の方だけでも見せてみてはどうだろうか。
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