フォトグラファーが嫌う被写体6パターン
公開日:2016.08.12
作品撮りをするメンバーが登録しているTOPMODEL.jpのアンケート結果『こんなモデルは苦手!』でも紹介されていますが、管理人のフォトグラファー仲間でも評判の悪い被写体にはいくつかのパターンが有ります。
今回、詳細はさておき、「どうしても言わないといけないな。」と思うことがあったので敢えてまとめてみました。
フォトグラファーは仲間内で情報交換を行っていますので、特に悪い噂は早く広がります。
これからタレントやモデルとして活動をしていこうと考えている被写体にとって、写真を撮ってくれるフォトグラファーに嫌われてしまうと、今後の活動に支障が出てきますので、できるだけ気をつけるようにしましょう。
この記事の内容
連絡がなかなか取れない被写体
最近では、LINEやメッセンジャーなど、送り先が既読か判る連絡方法が一般的になってきましたが、メールや電話で連絡をすると、いつまでたっても連絡がつかない事があります。
連絡を見た(聞いた)のかも判らない状況では優先度が低くなるのも当然です。
打合せ連絡に対する返事が遅いことで、スタジオの予約がいつまでも入れられない結果、必要なときには埋まっていたり、メンバーに他の予定が入ってしまうということも良く有ります。
撮影イメージに合ったポージングや表情を作ることが下手、もしくは自分のイメージをよく知らない被写体
撮影経験があまりなかったり、イメージの摺合せがうまくいかず、フォトグラファーのイメージに合ったポージングができない事があります。
フォトグラファーも最低限のポーズ指示はするでしょうが、最低限自分が綺麗に見える角度や、ポージングなどは予め知っておく必要があるでしょう。
自己主張が強い=NGが多い被写体
ある程度撮影経験ができてくると、被写体本人のこだわりや表現方法が確立してくるようになります。
撮影の時に、自己主張が強すぎると、結果として、同じ方向からしか撮影できないとか、誰が撮っても変わらないような写真になる事もあります。
自分で撮影パターンを決めてしまうと、成長が止まってしまいますので、被写体としての幅が狭まりますので、様々なポージングを体得するようにしましょう。
肌の手入れができていない被写体
作品撮りをしていると、ヘアメイクさんが参加することが多いですが、
『肌荒れは、どんなメイクをしても、どんなライティングをしても、隠しようがない』
『後でレタッチで直してくれるのが、当たり前だと思っている人が多い』
という話をよく聞きます。
あるモデル事務所では、当日の肌トラブルが理由でオーディションに行くことさえ許されない場合もあります。特にビューティー系の撮影をする時は、肌の手入れと十分な睡眠をとるように努力しましょう。
頻繁にリスケを求める被写体
当日の予定がわからないまま撮影の約束を入れたり、予定が決まった後に別の約束を入れたりする事で、撮影予定日の変更を連絡することはやめましょう。
フォトグラファーは撮影のために様々な準備をしていますが、リスケをされると撮影準備を一からやり直す必要が生じます。
特にスタジオを利用する撮影の場合、スタジオの空き状況の再確認と再予約をしなければならないことを知っておきましょう。
当日ドタキャンや遅刻をする被写体
これは最悪。一発アウトですね。
フォトグラファーは当日に備え、撮影場所や機材の用意をして、時間を予定しています。
にも関わらず、被写体が来ないということで、3着撮影する予定だったものが2着しか撮影できない等、すべての撮影スケジュールが狂ってしまいます。
撮影用にスタジオや衣装をレンタルしていれば、キャンセル料が発生しますので、場合によってはドタキャンした被写体に対して、全額損害賠償を請求されることもあります。(当日のスタジオキャンセルは使用料金の100%を要求される事が多いです。)
また、ショーやコマーシャル・作品撮り等の状況でドタキャンをしたら、迷惑をかけるスタッフは一人や二人ではなく、かなり悪感情を抱かれることになりますので、当日のスタッフとは二度と撮影をする機会は来ないでしょう。
まとめ
フォトグラファーが嫌う被写体の行いは、自己管理ができていない点と、社会人(=人)としてのマナー違反を行う点が多く挙げられました。
撮影にしてもビジネスにしても、連絡がスムーズに取れない相手には不安を抱き、信用することが難しくなります。撮影の打合せ段階では、メールや電話の返信や折返しは、なるべく直ぐに行うようにして、当日は約束時間の20分前には現地に到着できるようにしましょう。
時間に遅れそうなら、分かった時点で連絡を入れ、遅れる時間を報告するくらいの事はしましょう。
ビジネス界において当たり前のことですが、長期間、約束をキチンと守って活動していく事が、相手の信用を勝ち取る唯一の方法であると言っても過言ではありません。
学生だからとか、素人だからという問題ではなく、一度決めた約束をキチンと守るという事ができるかどうかが最低ラインなのです。
※尚、写真と本文は一切関係ありません。
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