ポートレートのピントはどこに合わせればいい?

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ポートレートの撮り方

 女性を撮影する時にポイントとなるのが、ピント合せ。撮影者が一番撮りたい部分や、強調したい部分にピントを合せるのが基本です。
実際広告用の写真ではモデル本人ではなく、耳につけたジュエリーや、腕につけた時計等、販売したい商品にピントを合わせます。

本サイトのテーマである女性を写すポートレートでは、ポイントとなるのは女性の表情ですので、カメラを始めたばかりの時は顔全体にピントを持ってくることが多いと思いますが、顔のどこにピントを合わせたらいいでしょう?

ピントは手前の瞳に、しっかり合わせる

 顔の中で一番印象に残る箇所は瞳です。そのため、ポートレートを撮影する時は瞳にピントを合わせるのが基本です。もちろん、ビューティー系等の撮影で瞳以外の箇所を写す必要があれば目的の箇所にピントを合わせます。

実際、最近のミラーレスカメラでは瞳AFと言って、目にピントを合わせる機能がすでに搭載されている場合があります。(ちなみにYoshiyukiは瞳AFは使いづらいので使っていません。)

しかし、瞳と言っても右目と左目がありますよね。
正面から撮影をする場合は左右の瞳のどちらにピントを合わせてもほぼ問題はありませんが、いつも正面から撮影するわけにはいきません。

女性に限らず、人にはきき顔=よく見える側というのがあり、撮影経験の多い女性や、SNS等で自撮りに慣れた被写体の中には撮影時にきき顔を向けてくることがよくあります。

そんな時は、手前にある瞳にピントを合わせるようにしましょう。
実際に、フリーモデルもしているともちゃんにお願いして撮影してみましたので、下のサンプルを見比べてみてください。

手前の瞳にピントを合わせたポートレート

手前の瞳にピントを合わせたポートレート

奥の瞳にピントを合わせたポートレート

奥の瞳にピントを合わせたポートレート


手前の瞳にピントを合わせたポートレート

手前の瞳にピントを合わせたポートレート(拡大)

奥の瞳にピントを合わせたポートレート

奥の瞳にピントを合わせたポートレート(拡大)

サイトやSNSで公開する位の(あまり大きくない)写真であれば、ほとんど見分けはつかないと思いますが、実際にフライヤー(チラシ)やポスター等拡大印刷されたり、部分的に拡大した時に、奥の瞳にピントが合っていると、見ている側には少し違和感が残ります。

AFポイントの選択と使い方

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 マニュアルフォーカスで、じっくりピントを合せるカメラマンの場合はそれほど問題になりませんが、オートフォーカス(以下AF)を多用するカメラマンの場合、どのフォーカスポイントを使うかという事は、瞳にピントを合わせる上で、重要になってきます。

先にも最近のミラーレスカメラには瞳AFがついているものがあるとご案内しましたが、個人的には瞳AF用にボタンを押してシャッターを押すという2段階の作業が嫌いで使っていません。(撮影が楽になればいいと思い、最初の頃は試してみましたよ。)

最近の一眼レフではAFポイントが増えてきていますし、ミラーレスカメラはスマホ並みにAFポイントが多い(ほぼ全面覆われている)ので、フレーミングを決めた後にAFポイントを移動して撮影をしています。

これは、同じフレーミングで何枚も撮影をする必要があるプロフィール写真用の撮り方。通常、一枚一枚ポーズを変えてもらって撮るポートレート撮影の場合は瞳AFを使ったほうが楽かもしれません。

カメラは、写真を撮るためのツールですから、どちらでも自分に合った使い方をすればいいと思います。ようは結果が良ければOKという事で。

そのほかにも、

  • フォーカスモードは1点ポイント(シングル)で撮る
  • ドライブモードで1枚撮影を使う(連写をしない)
  • シャッタースピードを焦点距離より速めにする(できれば1/焦点距離×2以上)

等の設定をしておくと、少しでもピントが合いやすくすくなります。

撮影後、すぐに拡大表示で確認しよう

 撮影開始直後や、撮影場所・環境が変わった時、最初の1・2枚を撮影した直後、直ぐに撮影した写真を確認することを習慣づける事をおすすめします。

プロのカメラマンでも時々ありますが、カバンの中に入れている間にカメラの設定が変わっていたり、他の誰かが使っていた(仕事の現場ではカメラの使いまわしもあります)等、自分の使っていた環境と変わっていることがあります。

まあ、自分専用に使っている場合は、他人に変えられているという事はないと思いますが、試撮りの後で確認をしないで、撮影を終了し解散した後、明るすぎた(暗すぎた)写真ばかり写っている等という事もありますので、『撮ったら確認』という習慣は大切だと考えます。

その際、きちんと狙った瞳にピントが合っているか、写真を拡大して確認をしましょう。
時間でいえばほんの5~10秒位です。

その確認作業を入れることで、撮影失敗の可能性を最小限まで減らすことが出来ます。写真を確認した時に、モデルさんにも見せてあげてコミュニケーションがとれれば、Betterですね。

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