要チェック!撮影依頼の前にカメラマンを知ろう

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モデルを目指そう

 モデルが芸能活動をしている(始める)場合、撮影をする人間=カメラマンがスタッフとして参加するわけですが、全てのカメラマンが同じと考えていると、思っていたものとは違う写真が出来上がってくる場合がありますので、事前に理解しておくことが重要です。


カメラの位置とポーズのとり方で、意図しているポーズが全然別の物になってしまう危険性がありますので、綺麗に魅せるポージングは相対的なものです。
有名なカメラマンだからといって直ぐに依頼をするのではなく、しっかりチェックする事をおすすめします。

カメラマンの特徴を理解しよう

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 ここでは、モデルを目指す方(含モデル未経験者)、モデル初級者、モデル中級者を対象としていますので、カメラマンはある程度撮影経験・技術のある方からプロカメラマンというケースを想定しています。
つまり、撮影に慣れているという事が前提。

しかしながら撮影依頼をする前に、カメラマンにも技術的なレベルの違いや得意分野がある事を知っておいてもらいたいと思います。

実際、プロのカメラマンでも、

  • 写真を撮影することで収入を得るプロカメラマン
  • カメラメーカーや雑誌社と契約して機材を販売するための記事を書くプロカメラマン
  • 新聞社や広告代理店と契約して、記事や広告素材に必要な写真を撮るプロカメラマン
  • カメラ初心者に撮影方法を教授するコーチングプロカメラマン

等様々です。

あえてここで話すのは、綺麗に写るポーズはモデルだけでは表現できないという事を理解してもらいたいためです。

特に芸能活動をしているモデルの場合、写真の1枚1枚が今後の活動に影響をもたらす可能性があります。
写真を撮ってもらう時、プロかアマかは問題ではない』でも軽く触れましたが、モデルのプロフィールや宣材写真は事務所が費用を出して行うケースは極めて少なく、事務所としてはかなり『儲けられる』将来性のあるモデルにしか投資をしません。

つまり、大多数のモデルは自分でカメラマンを見つけて、衣装や小物を揃えて、プロフィール写真や宣材写真を撮る必要があるわけです。

当然、色々なカメラマンのサイトに見に行って撮影を依頼することになるわけですが、全てのカメラマンが『女性を撮る事に長けている』わけではなく、また撮り慣れていたとしても『カメラマン独自のカラーを持っている』場合があります。

カラーに合わない内容を依頼すると希望に沿わない写真が出来上がってきたりしますので、最低限カメラマンのサイトで、特に日付の新しい過去作品を見て方向性を確認してください。

それを踏まえたうえで、カメラマンのレベルは下記の点で見ることができます。

  • ピントの精度と解像
  • アングルやフレーミング
  • ライティングと感性

ピントの精度と解像

 サイトに掲載されている写真はそれほど大きくはないので、誤魔化しがきくのが実際のところなのですが、撮影経験はかなり長いのに、ピントの精度が甘いカメラマンも多いです。

最近の写真はPCで簡単に100%表示ができるようになりましたので、ピントの精度もかなり要求されてカメラマンとしてはきついのですが、撮ってもらった写真を印刷物にしたり、必要な個所をトリミングしてみたら、結構ボケているという事は実際の作業現場でもある話で、これは殆どの場合はブレ(手ブレと被写体ブレ)が原因です。

実際のクオリティは撮影時にクローズアップやバストアップの写真を原寸(100%)表示してもらえればわかるのですが、撮影前には確認できないという難点があります。
そこで、サイトに公開されているクローズアップ(顔の拡大写真)のまつ毛の辺りを見ると、カメラマンの技量がわかります。
ビューティー系の撮影をされているカメラマンならほぼ問題ないレベルではないでしょうか。

アングルやフレーミング

 撮影会に参加したり、カメラ初心者のモデル依頼を受けたことのある方は知っているかもしれませんが、カメラ初心者は構えた位置から動くことができません

これはアングルやフレーミングを理解できていないからというより、撮影に慣れていないため余裕も知識もないからですが、この辺りは初心者中の初心者です。

人物を撮影する場合、特に女性を写す場合は、その人のいいところ=綺麗に見える角度を探すので、カメラマンはモデルに合わせて動くものなのです。(ある程度撮影回数が多いモデルの場合は、撮影角度を理解しているのでチョットした指示で撮ることが可能です。)

写真を見ていて、同じような写真しか掲載されていないカメラマンの場合、この点を理解していない事が往々にしてありますので、予め注意しましょう。

ライティングと感性

 カメラマンとしてのキャリアやテクニックが伴っていても、カメラマン個人のカラー=得意・好きな写真があります。

明るく撮るのが好きとか、ダークにスポット的なライトを当てるとか、淡い色合いとか、コントラストが高いとか。
そのような作品の方向性と、貴女の撮りたい方向性が合わないときは、お互いに納得のいかない写真になることがあります。

また、方向性を説明しなかったために、カメラマン好みの写真になってしまい、使う事が出来なかった。という事も起こりますので、目的に合ったカメラマンに依頼するようにしましょう。

撮影中にも積極的に写真をチェックしよう

 ポートレートを趣味としているカメラマンがモデルに依頼する写真とは異なり、実際にモデル自身が必要とする写真は、プロフィール写真、オーディション写真、宣材写真のいづれかになります。
(『モデル業界で必要となる写真5種類とは』で詳しく説明をしています。)

色々なカメラマンにポートレートを撮ってももらっている中で、いい写真があれば宣材に使いたいと考えているモデルも多いと思いますが、実際は、写真を使う目的があるからカメラマンに(有償であれ無償であれ)撮影依頼をするであって、目的もなく単にカメラマンの好きなように撮られるだけなら、撮影会にでも参加している方がモデルとしては(ギャラも貰えて)よっぽど有意義でしょう。

少なくとも自分の時間を投資するわけですから、少しでも希望に合った写真を撮ってもらうようにするために、撮影中は積極的に写真を見せてもらうようにして、自分の求めるイメージを伝えたほうがいいでしょう。
(自分が撮影するモデルにも、気に入った写真が撮れるまで、同じ場所で少しづつポーズや角度を変えながら撮影を要求する方も結構います。)

中には撮影している写真を見せないカメラマンもいると聞いていますし、撮影が終わってから『イメージと違います』と言われるより、撮影途中で修正・摺合せをした方が納得のいく写真が撮れるはずです。

お互いコミュニケーションを良くして、納得のいく写真を撮っていきたいですね。

 

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