オート・プログラムモードでの撮影
公開日:2016.07.13
ポートレート撮り方
最近のカメラは、初心者からプロまで、いろいろな撮り方に応えられるように、数多くの撮影モードを備えています。
その中には、携帯やコンデジから一眼レフに移ってきた方や、撮影に慣れていない方が写真をきちんと撮ることができるように、カメラが自動で設定してくれるオートモードとプログラムモードが備えられており、下記の共通点と特徴があります。
この記事の内容
オート・プログラムモード共通の特徴
- 撮影時の設定をカメラに任せることができる=撮影に集中できる
- 同じ状況で写真を撮っても同じ設定になる保証がない
- ほとんどの設定をカメラが決めてしまうので、好みの写真を撮ることが難しい=ボケや動きを表現しづらい
- 撮影時に失敗の可能性がかなり低い
オートとプログラムモードの違いはどこにある?
オートとプログラムはどちらも撮影が失敗しづらい設定になっているので、それほど大きな違いはありませんが、オートモードは設定の大部分をカメラが決めるのに対して、プログラムモードは撮影者が決めることができます。
オートモードとは
- どんな状況でもカメラに設定を任せられる全自動
- 撮影したい状況(シーンセレクション)を選ぶことで、最適な設定で撮影が可能
- 絞りとシャッタースピードのバランスさえ変化させることができない
プログラムモードとは
- カメラに設定を任せられる全自動
- 絞りとシャッタースピードのバランスを変化させることが可能
- 露出補正が可能
- オートでは選ぶことのできなかった設定を選ぶことでより好みの写真を撮ることができる
ポートレートを撮ることを考えると、
オートでは絞りを変更することができないため、ボケの大きさをコントロールすることができませんが、プログラムは絞りとシャッタースピードを変更することができる=ボケをコントロールすることができる点が大きな違いといえるでしょう。
しかしながら、例えば夜のポートレートなど慣れない状況で撮影をするならば、オートで撮影環境に合った設定(シーン選択)を選択したほうが上手に撮れることが多いです。
撮影時にこだわる点と、カメラに任せる点を考慮して設定を使い分けた方が、いい写真を取ることができるでしょう。
初心者やカメラに慣れていない人に渡すときはオートモードにして渡すと親切
上記の点を踏まえると、旅行先で他人にカメラを渡して撮ってもらう時や、カメラを使い慣れていない家族が使う場合は、プログラムよりオートで渡したほうが、撮影を失敗する可能性が低くなるので親切だと考えます。
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