モデルにあなたの写真を使ってもらう3つの方法

モデルにあなたの写真を使ってもらう3つの方法
ポートレートの撮り方

 あなたはポートレート撮影をした写真をモデルにあげていますか?
それとも自分の胸にだけしっかりと仕舞い込んでいるのでしょうか。

数多くのカメラマンに撮影される人気モデルになると、色々な方法で写真を送ってもらうことが多いようで、(モデルやモデル事務所は)送られた写真をSNSやサイト等に公開して、宣材として活用することが結構あります。

そんな中、自分の撮った写真が使われていたら、カメラマンとして嬉しくないでしょうか?

ポートレートを始めたばかりでは少し難しいかもしれないけれど、今回はあなたが撮影した写真をモデルに使ってもらうための方法を考えてみましょう。

撮影した写真を見せないカメラマンが多いらしい

 ポートレート撮影をしていると、色々なモデルから『カメラマンが写真を見せてくれない』という話をよく聞きます。

カメラマンを擁護するわけではないけど、写真を始めた当初はカメラを扱うのに精一杯で、
・モデルに写真を見せる精神的余裕なんかないし
・うまく撮れていない写真は自信がないから見られたくないし
・撮影時間が少ないため写真を見せている時間がもったいないから
と、色々カメラマン側にも理由があります。

ただ、個人撮影や作品撮りのように時間に余裕があるなら、写真を見せて、写り具合やイメージを伝えたほうが、モデルもポーズがとりやすくなるのでおススメ。

撮影会でも写真を見せてあげた方が、その後の撮影がスムーズにいくことが多いので、毎回とは言わないけど最初の方だけでも見せてみてはどうでしょうか。

公開不可のモデルでも、公開OKになることがある

 上記でおススメしたように、撮影したその場で写真をモデルに見せると、モデル側でもポージング等の参考になる事に加え、写真のクオリティを確認することができます。

写真のクオリティとは、
・しっかり写真が撮れているか=ピンボケや手ブレがないか
・変な写真を撮っていないか=パーツの拡大とか、見られたくない表情とか
・写真のイメージ=フレーミグやアングル、色調等
という、いわゆる写真全般のできの事。

普段、写真の公開はNGと言っているモデルでも、撮影中に写真を見せて『公開の有無』を確認すると、公開前に写真を送ってくれればOKという事が結構あります。

特に、撮影会で水着はNGだけど・・・と言っているモデルがすんなりOKをくれたりするので、撮った写真はその場で確認してもらうと、色々な意味でハードルが下がる手助けをしてくれると感じています。

Twitterで写真を公開・リツイートしてもらう

free_twitter 事前に写真を確認してもらい、その場では喜んでくれているモデルが、実際にあなたの写真を気に入ってくれているかどうかは、その写真を広めてくれる・使ってくれるかどうかでわかります。

数多くのカメラマンが撮影しているモデルの場合は、コンテストに参加するより倍率が高くなるかもしれませんが、少しでも印象を強めるために頑張ってみましょう。

モデルに写真を使ってもらいたいと思ったら、一番簡単な方法がTwitterで写真をツイートすること。
ツイートした内容をモデル自身が『リツイート』や『いいね』をしてくれれば、半強制的にモデルのタイムラインにもあなたのツイートが標示されます。

モデルのファン同士で相互フォローしたり、他のカメラマンと知合いになれたりと、色々メリットがありますので、自信のある写真を複数枚ツイートしてみましょう。

ただ、ある程度有名=SNSのフォロワー数がいるモデルの場合、ファンの公平性を保つためとか、事務所が管理しているからという理由で使ってくれない事もありますので、過去の発言内容は確認しておいた方が無難です。

写真データを送り、『好きに使って』と公言する

 モデル事務所に登録していて、SNSは事務所に管理されていると公言しているモデルに多いですが、『Twitterでのリプが出来ないけど、DMで写真を送ってくれれば、自分でツイートします』というモデルも多数います。

そんな時は、写真を送って『自由に使って欲しい』旨を伝えましょう。

モデルは告知のために色々な写真を必要としており、自撮り以外の『使える』写真を探しています。
自由に使っていい写真があると、写真に来月の予定とかを書いて告知として使ってくれたりします

この告知で使われる写真はTwitterで固定ツイートされたりすると、長期間色々な人の目に触れます。
あなたの写真が広告写真のように使われると嬉しくなりませんか?

撮影回数を増やし、その都度データを提供しているとあなたとモデルとの関係が強くなり、写真を使ってもらえる頻度も上がってきます。

モデルから宣材写真の撮影依頼を受ける

 モデル自身があなたの写真を気に入っていて、TwitterのDMやLine・メールで連絡がとれる環境が整っていると、
・モデル事務所を変えたい
・新しい仕事を得たい
・イメージ(髪の長さ・活動ジャンル)を変えたい
等、モデル活動に変化がある(事務所に管理されない空白の)時に、『オーディション写真・宣材写真』を撮って欲しいと声がかかることがあります。

ここまでくれば、
・新しいモデル事務所へのオーディション写真
・新しいモデル事務所のサイトでプロフィール写真
・クライアントに提出される宣材写真
等、あなたの写真は100%何らかの形で使われます。

※モデル事務所に所属・登録していると、事務所が契約しているカメラマンやスタジオで撮影するように規制が入ることが多いので、モデルは自由にカメラマンを選べず、撮ってもらいたいイメージ写真が手に入らない事も多いようです。

まとめ:公開する写真には細心の注意を払おう

 自分の写真をモデルが気に入ってくれる、使ってくれるという事は非常に喜ばしい事ですが、カメラマンは公開する写真1枚がモデルの今後の活動に支障が出る可能性があることも踏まえて選びましょう。

イメージが悪い写真が公開された場合、モデル本人のイメージだけではなく、モデルが所属している事務所や、モデルを起用しているクライアントのイメージも損なう可能性を秘めています。

一度モデルに公開用の写真を渡して、チェックしてもらう分にはあまり問題になりませんが、中には撮った写真をそのまま一切手を加えず(いわゆる撮って出し)、公開してしまうカメラマンもいるらしいので、SNS等で注意書きをしているモデルもいます。

今回は、あなたの写真をモデルに使ってもらうための方法でした。
楽しくポートレート撮影を続けていくためにも、パートナーであるモデルの喜ぶ写真を撮り、節度のある使い方をしていきたいですね。

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