背景がボケている写真はモデルさんにも人気がある!?
公開日:2016.10.18
一眼レフカメラを使う理由の上位に、『ボケのある写真が撮りたい』というものがあります。
携帯電話についている簡易カメラや、コンパクトデジカメでは表現することの難しいボケた写真はカメラマンだけではなく、モデルにとっても魅力があるようです。
撮影に慣れているモデルさんに実際の写真を見てもらい意見を聞いてみると、『背景がボケている写真が好き or 背景をボカして撮って欲しい。』という方が全体の7割を超えました。
中には被写体が風景の中に溶け込んでいる写真が好きな方もいらっしゃるので、好みということになると思いますが、プロフィールや作品撮りに使うなど撮影・使用目的が決まっている以外は、ボケの強い撮影をしたほうがいいかなと感じています。
ボケのある写真を撮ることのできるレンズ
背景をぼかした写真を撮りたい時、一番簡単方法は(中)望遠レンズを開放付近で使うことです。
一部例外はありますが、一般的にはズームレンズよりも単焦点レンズのほうがF値の小さいレンズが多いので、よりぼかす事ができます。
ここでご紹介している写真は全て、ZEISS Batis 1.8/85をα6000でF1.8で使っており(35mm換算127mm)、かなり背景がボケていますが、髪の毛の1本1本まで見える解像度はかなり好みに合っています。
最近、各カメラメーカーでは、開放から解像しているレンズを増やしてきていますので、望遠レンズを開放で使い、ボケのある写真を撮ることが比較的容易になってきている気がします。
ボケのある写真を撮る時の注意点
(中)望遠レンズを露出開放で撮影するとボケのある写真を撮ることができますが、注意しなければならないことが一点あります。
それは手ブレと被写体ブレ。
望遠レンズを露出開放で撮影をすると被写界深度がかなり浅くなります。
=ピントが合いづらくなるということです。
ほんのチョットした動きでもピントが外れてしまい、ピンボケ写真を連発する危険があります。
個々人の撮影技量や、使う機材にもよりますが、ボケがある写真を撮るために(中)望遠レンズを使う時は、三脚を使ってカメラを安定させたり、手ブレ補正機能付きレンズ(カメラ)を使ったり、被写体を座らせたりすることで、ピンボケ・被写体ブレを減らす事ができます。
あと、慣れないうちは、絞り開放ではなく、納得のいく範囲で少し(一段~二段位)絞った方が失敗が減り、安全な気がしますので試してみてください。
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