屋内のピンボケ写真を改善する方法

西川雅美私服ポートレート
ポートレートの撮り方

ピントの合っていない写真はピンボケなのか?

 室内で撮影するとなぜかピントが合っていない写真が多くなる。プログラムモードでカメラ任せにしているにも関わらず起こる、この現象。

デジタル一眼レフを使うようになると、撮影データをPCの大きなモニターで表示できるようになり、ほんの少しでもピントが合っていない理由が気になるようになります。

ジャスピンの障害となる4つの理由と対処法でも記載していますが、ピントの合わない理由がピンボケとは限りません。
ここでは、屋内でも、暗い所でもキチンとピントの合った写真を撮る方法を学びましょう。

屋外と屋内の違い

 屋外では、曇りの日でも比較的光の量(光量)が多く、天候が良ければきれいな写真を撮ることができます。
ISO100ではシャッター速度が遅いと思ったら、ISO400まで感度を上げるだけで、手ブレをしないシャッタースピードで撮影することが可能です。

それに対して、屋内では人の目で感じる違い以上に光量が少なく、屋外で撮る感覚でいると、暗い写真になったり、カメラの設定によっては、自動でフラッシュが焚かれて、テカった写真になり、使えない。という事も起こります。
ISO3200でもシャッタースピードが1/60とかになることも少なくありません。

 

屋内の写真がピンボケになりやすい理由

 先に述べた屋外と屋内の光量の違い。これが全ての原因です。

撮影をする際、撮影場所が屋外であろうと屋内であろうと、カメラは必要な光量を得るために、自動でシャッタースピードと絞り値の設定を行います。

光の量が多い時は、シャッタースピードを上げ、絞りを閉じ、あまり光が入らないようにします。
一方、光が少ない時は、シャッタースピードを下げ、絞りを開き、極力光を集めるようにします。
そして、カメラに任せておくと、考えている以上にシャッタースピードが遅くなっていることが多いです。

一般的に、手ブレ補正機能のついていないレンズで撮影をする場合、1/焦点距離(例えば、50㎜のレンズで撮影する時は、シャッタースピードが1/50)以上で撮影をすれば、手ブレが起きづらくなると言われています。

逆に言えば、1/焦点距離よりもシャッタースピードが遅くなっている場合、手ブレや被写体ブレの起こる可能性が高くなります

ところが、カメラは使っているレンズの焦点距離など関係なく、必要な光量を得るためにシャッタースピードと露出を決めますので、70㎜のレンズを使っていても、シャッタースピードが1/20等になっていることもあります。

これが、室内で写真を撮る時にピンボケ(手ブレ、被写体ブレ)によりピントが合っていない理由です。

 

屋内でもピンボケにならない写真を撮る方法

 ポートレートを撮り始めると、ノウハウ本や写真雑誌を読むことが多くなり、なぜか『絞り優先モード』で撮影しているケースが多いようです。
恐らく、ボケを大きくする為に比較的絞りを開いて撮るサンプルが多く、絞りをコントロールするために『絞り優先モード』で撮る習慣ができていると考えられます。

前述しましたが、室内における撮影で、カメラにシャッタースピードを任せていると、自分が考えている以上にシャッタースピードが遅くなっていることが多いです。(これはプログラムモードでも同じ。)

そこで室内では、
『シャッタースピード優先モード』や『マニュアル』に切替え、シャッタースピードを1/焦点距離以上に設定することで、屋内でもボケのない写真を撮ることができるようになります。

 

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