少しでも女性を脚長に撮影したいならアングルを変えてみよう!
公開日:2017.03.28
人物の撮影をしていると、オーディション写真や宣材写真の依頼を受けるようになってきますが、そんな時は全身のバランスをよく見せるためにホットパンツやミニスカートなど、出来るだけ脚が長く見える衣装を選ぶ方が多いです。
『さらに上を目指すためにポージングを学ぶ』でもご紹介していますが、少しでも美脚に、そして脚長に写りたいのが女性心理。
女性を綺麗に写すために尽力するのがカメラマンの役目だと思いますし、モデルさんも嬉しそうな顔をしてくれますので、色々な撮り方を少し試してみましょう。
この記事の内容
立ち方を変えるだけで写真のイメージが変わる
『これから被写体として活動していこう』と考えてはいても、ポージングは直ぐに身につくものでもありませんし、見せ方のポイントには知識と練習が必要なので、未だに何もしていないというモデルさんが結構多いと思います。
ここでは、チョットした立ち方や角度を工夫する事で、見え方が変わる例としてご紹介します。
協力していただいたのは、今年のミスコンに参加するためのプロフィール用写真が欲しいとのご要望を頂いた横山和花さん。スナップ撮影の最後にチョット時間を頂いて撮影しました。
ビフォー・アフターではありませんが、結構違ってみえませんか?
ポイントは、小顔、二の腕、ウエスト、脚です。
言葉で説明しても身につくものではありませんし、一人一人ポイントも変わってきますので、ご自分に合う方法を試してみてください。
撮影方法で変わる美脚の見せ方
カメラの撮影位置で変わる表現
撮影経験があまりないモデルさんには、ご自分の写り方を理解してもらうために色々なアングルから撮影をして、好みや必要な角度を打ち合わせるようにしています。
下の写真は同じ場所から、同じカメラを使い、同じ設定でカメラの高さを変えて撮影したものですが、アングルによって体の見え方、顔、胴、脚のバランスが微妙に変化しているのがわかりますでしょうか?
オーディション写真の場合は極端に下から撮影をすることはありませんが、上の写真はカメラアングルにより見え方が変わることを認識してもらうために、おかしくならない程度のアングルを探っている時に撮影したものです。
写真の出来栄えを左右するカメラアングルとは
しかしながら、撮影に慣れていないカメラマンの撮影現場を見ていると、自分の目の高さ(アイレベル)でカメラを構えて、そのまま撮っている事が多いようです。
アングルには大別すると
- モデルを上から見下ろすハイアングル
- モデルの目線と平行にカメラを構える水平アングル
- モデルを下から見上げるローアングル
の3つがあり、高さの程度により撮り位置は無限に変化します。
この中から、モデルさんが綺麗に見える位置や角度を探していきます。
アングルを変えないという事は、被写体とカメラマンの相対的な角度が変わらない写真しか撮ることができません。仮に画角を変えた場合でも、相対的に位置が変わらなければ、使用レンズの特性がそのまま出る写真になってしまう=思った写真とは違う。という事が起こってきます。
そんな時は少し撮影する高さ=アングルを変えてみることで、今までの写真と異なる写真を撮ることが可能になりますので、是非試してみましょう。
脚長に撮るならカメラアングルを研究してみよう
本来脚を長く見えるように撮影するためには、できるだけ低い位置から見上げるローアングルで撮影します(後は使っているレンズの特性を利用する)。
しかしながら、アオリ過ぎると足が大きくなり過ぎたり、見栄えが悪い等の問題も同時に出てきますし、アオリの撮り方=下から撮られるのを嫌うモデルさんも結構います。
カメラマンが撮りやすい位置から撮影する写真が『いい写真』とは限りませんので、目的とする写真を撮影するために、モデルさんの協力=理解が得られる範囲で色々とアングルを変えて撮影をしてみましょう。
スタジオでの撮影ではそれほどの差が出ていませんが、屋外でポートレートを撮影するのであれば、カメラマンの撮影位置やモデルの立ち位置等もアングルに大きく影響してきます。
それに加えて、ほんの少しアングルを上下させるだけで、印象が結構出変わった写真を撮ることができるようになるでしょう。
韓国人モデルに学ぶ美脚の見せ方
インスタで海外のカメラマン・モデルのアカウントを見ていると、韓国人に美脚モデルが多いように見えますし、少女時代等、美脚を売りにしたアイドルも多数輩出されています。
別に韓国人だから身長が高い・美脚ということではなく、日本人にも美脚なモデルは数多く、RQやラウンドガールをしているモデルの脚は素晴らしいです。
まず、彼女の踵部分を見てください。
韓国人モデル=細かいコミュニケーションがとれないので、細かい手足の状況については一切をお任せした撮影だったにも関わらず、(少しでも美脚に写るために)踵を浮かして爪先立ちをしており、韓国では当たり前みたいなことを聞きました。
美脚撮影の一つの方法として、ハイヒールを履いてもらうというのがありますが、それと同じ効果を得る事が出来るわけです。
今回、韓国人モデルさんを撮影する機会が持てたことで、日本人と韓国人の美脚に対する認識の差に気づくことができました。
使えるテクニックは少しでも使うようにしていきましょう。
写真:ぱくたそ
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